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義妹は無表情

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義妹は無表情

14 - 第14話 崩壊の始まり(深め)

♥

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2025年01月16日

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とある日の下校中……

藍夜

〜でね笑

お兄ちゃん達と話している時…

男性)見つけた見つけた〜♪

藍夜

??

突然、複数人の男性達が私達を囲うように現れた

旅人

なんやお前ら

男性)そこのかわい子ちゃんの父親を名乗るやつから「催眠を解いてやってくれ」って話されてよ〜笑

そう話す男の人たちの間から……誰かさん…基、障害者の子が現れた

生徒)お、俺……やっぱり君のことが諦められないんだ

催眠?何の話だ

確かに血の繋がった実の兄じゃねぇが…家系図的には立派な兄だが?

そう話す凛お兄ちゃんが突然倒れた

藍夜

!!お兄ちゃん!

影汰

マジかッ!こいつらバット持ってやがるぞ!

藍夜

!!

男性)女以外寝かせろおまえら!

その掛け声と同時にお兄ちゃん達が地面に倒れ込んだ

藍夜

おにい_

声を掛けようとしたが…口を抑えられ……

バチバチッ!

藍夜

う"ッ……

首に何かが当てられ…ビリッとした痛みと…気持ち悪い笑顔を最後に私は眠ってしまった

???

目を開けると部屋は真っ暗で…服もほとんど着せられてない状態だった

はだけさせられ…椅子に座らされ足を開く様に固定され、手も固定されていた

藍夜

(な、なに…これ……)

口には布が当てられ目の前にはお兄ちゃん達が地面にうつ伏せになる様に寝かせられていた

藍夜

(お、おにい…ちゃん?寝てるの……?頭から血が出てる…止血しなきゃ行けないのにッ)

ガチャガチャッ……

手錠の鎖が虚しく響くだけだった

風は冷たく私の肌を少しずつ冷やして行く

藍夜

(すっごい寒い…隙間風…じゃないな、風が入れる様に鉄格子か何かあるんだろうな…)

キョロキョロと周りを見渡すと身長の何倍もある所に鉄格子が有り、少し外の灯りが入って来ている

藍夜

(高い…倉庫かなにかかな……ここ)

靴も履かされておらず感触的にはコンクリート…に、近い

小石もあるのだろうか…足の裏に凹凸を感じる

藍夜

(倉庫のみ…って感じかな……山奥…かな)

なんの鳥かは分からないが…取り敢えず鳥の鳴き声が聞こえゲコゲコとカエルの鳴き声も聞こえる

藍夜

(うーん…田んぼかな……わかんないなぁ…)

そんな風に状況把握を軽くしていると…扉が開き人が入ってきた

生徒)やぁやぁ、僕の可愛い妹よ

藍夜

……(キャラ変わったなぁ…)

人が入ってきて第1に思ったのがそれだった

生徒)ほら、お兄ちゃんだよ?

男性1)どーする?起こす?この偽物のクソ兄貴ども笑

藍夜

‪💢

生徒)おー!起こせ起こせ!笑俺が真の兄貴なんだよ!

生徒)なぁ?藍夜ちゃん♥

藍夜

(˘^˘ )プイッ

生徒)そうかそうか笑君はそんなにも俺の事を認めたくないのか!困った妹だなー笑

そう言って扉と鍵を閉め、私の後ろに周り私の口を塞いでいる布を取っ払った

藍夜

私は貴方の妹じゃありません

冷たく一言言い放つと彼らは笑い、男子生徒以外の男性陣達がお兄ちゃん達を殴ったり蹴ったりして…言葉通り叩き起した

世一

い"ッ…

チッ…

男性)おはよぉさんねー笑偽物のクソ兄貴ども笑

蘭世

…は?‪💢

誠士郎

偽物…?誰が、なんだって?‪💢

男性)いやいや!お前らの事だろ!笑

男性3)お前らさぁ…知ってんだぜ?義妹に欲情してよォ?笑シコシコ楽しかったかぁ?笑

男性2)きっしょ!笑お前ら義妹の事ラブラブしてんの?笑

男性5)やっばァ!笑キショすぎだろ!お前ら笑

細かいことは分からないが…でも、余りにも気色悪い事をこの人達がしようとしているのを分かってしまった

藍夜

……何がしたいの…

冷たく一言…睨み付けて言い放つ

男性)お?何何?お兄ちゃん達の事見捨てんの?笑

藍夜

見捨てる…?意味わかんないんだけど

藍夜

て言うか見捨てるなんて一言も言ってないんだけど

旅人

藍夜!それ以上言うな!

藍夜

うっさい、私の問題

旅人お兄ちゃんが止めようとしたが私がそれを無視、相手に要求を求める

男性)俺ら…は語弊があるが…主にそいつからの要求だ

藍夜

要求?

生徒)そう!俺は君の兄になりたいんだ

生徒)君の兄になって君と2人で暮らしたいんだ!ね!何も不自由が無いようにする!

男の目は爛々として妙にキラキラしている

その狂気じみた笑顔は脳裏に深く切り刻まれた

藍夜

私はお兄ちゃん達以外をお兄ちゃんとは認めません

真っ直ぐな目を相手に向ける

私の意思とは裏腹に…彼らは高らかと笑い「じゃあこうするか!」と言った

男性)なぁ時期お兄ちゃん!「洗礼」してやれよ笑

せん…れい?

生徒)そうだね…そうですね!そこのバカ共に唆された藍夜ちゃんの事を綺麗にしてあげないとね!

綺麗って…何するつもりだ!

生徒)秘密だよ笑ひ、み、つ笑

男性)擬似お兄ちゃんはよーく見てろよ笑

男性達はお兄ちゃん達の頬を掴み無理やり私の方を向かせ生徒は呼吸を荒くさせながら私に1歩…また1歩と近付いてくる

藍夜

ひッ、な、に…?

豹馬

お前らそいつに手ぇ出して見ろ!直ぐに殴ってやる!!

男性)身動き取れてないくせにイキがんなよクソガキ笑

豹馬

ゼッテェ殴ってやる!覚悟しろよ!

男性)おいおいやめておけよ笑期待抱かせて…裏切られるあの子の気持ち……考えた事ねぇの?笑

豹馬

ッ……

豹馬お兄ちゃんは悔しそうな顔をしながら目を逸らし…私は諦めてしまった

無理だと…思ってしまった……

生徒は近づき私の体に触ってくる

藍夜

ひッ……い、いやッ

生徒)嫌がるなよ、藍夜ちゃん♥

実父とは違う恐怖…見ず知らずの人に素肌を触られる恐怖…

舐め回すような目…触り方、撫でるように触って来る……舐めてくる

ただの恐怖だった

藍夜

やめ…て……

誠士郎

藍夜!藍夜!!

普段大声を出さない誠士郎お兄ちゃんまで声を荒らげて世一お兄ちゃんは暴れ回り…男性たちに手酷く殴られている

藍夜

い、いやッ……やめて…、て……ださないで

世一

あ"、ッ……あやはッ、きにすんな"ッ!

世一君!

殴る音…呼吸が荒々しい音…お兄ちゃん達の苦の音…ただ……空間が…絶望で埋め尽くされていた

藍夜

(もう……いや、…)

男の人は……誰であろうと…怖い……

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