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コメント
1件
いやあ、朱狐さん……この第1話めっちゃ痺れたわ🔥 宿儺の威圧感がとにかくエグい。四本の腕で囲まれてる感じとか、逃げ場のなさが本当に細かく描かれてて、読んでるこっちまで息が詰まるような緊張感があった。それでいて「俺のものだ」って言う独占欲の塊みたいな台詞、ゾクゾクした……。 朱莉ちゃんの「宿儺様の傍にいることしかできませんから」って諦念と覚悟が混ざったような台詞も良かった。恐怖の中に甘やかな絶望があるって表現、一瞬で世界観に引き込まれたよ。続きめっちゃ気になる!🔥
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#さしすせ組
宿儺
掠れた、けれど腹の底を揺さぶるような低い声が、静まり返った大広間に響く。 血と脂の匂いが充満する畳の上で、あなたはハッと息を呑み、朱塗りの盃を手に取った
目の前に座すのは、四つの腕と二つの顔を持つ呪いの王――両面宿儺。 その異形にして圧倒的な存在感を前にすれば、並の呪術師ですら恐怖で泡を吹いて倒れ伏す。だが、朱莉は宿儺に「生かされている」数少ない人間の一人だった。
朱莉
震える手で重い酒瓶を持ち上げ、宿儺の手に握られた大きな盃へと注ぎ込む。清らかな酒が注がれる音だけが、広間の静寂を切り裂いていた
宿儺は四つの赤い瞳のうち、下のふたつを薄く細め、眼下で怯えるあなたの姿を見下ろしている。 理由などない。ただの気まぐれで生かされ、裏梅と共にこの惨状の身の回りを世話させられているに過ぎない。いつ「飽きた」と言われて一瞬で賽の目に切り刻まれてもおかしくはないのだ
宿儺
注ぎ終えた酒を一気に煽った宿儺は、空になった盃を無造作に放り投げた。 その手首が滑らかに動き、逃げようとしたあなたの首元を、強靭な四つの腕のうちの一本が逃げ場を塞ぐように掴み寄せる
朱莉
冷たく、暴力的なまでに力強い指先が、あなたの華奢な首筋を包み込む。力を込めれば、生卵を潰すよりも簡単に命を摘み取ることができる握力。 恐怖で全身の血が引いていくあなたに対し、宿儺は口の端を吊り上げて愉悦の笑みを浮かべた
宿儺
朱莉
引き寄せられた拍子に、あなたの視界が宿儺の胸元で埋まる。 血の匂いと、圧倒的な呪力の奔流。死と隣り合わせの圧迫感に息が詰まるが、宿儺のもう一本の手が、あなたの顎を強引に持ち上げた
指先が顎を伝い、唇を弄るように撫で上げていく。その動作はどこか愛撫のようでありながら、いつ噛み千切られてもおかしくない残酷な予感を孕んでいた。
宿儺
朱莉
宿儺
宿儺の赤く光る瞳が、あなたの瞳の奥を鋭く見透かす。 逃げることも、抗うことも許されない。己の生死のすべてを握られている圧倒的な「悪」を前に、あなたの中で恐怖と同時に、異質な感情が芽生え始めていた
朱莉
絞り出すようなあなたの言葉に、宿儺は一瞬だけ意外そうに眉を跳ね上げた。 そして次の瞬間、腹の底から響くような邪悪な笑い声を上げる
宿儺
顎を掴む手に力が入り、無理やりに顔を傾けさせられる。 直後、宿儺の大きな影があなたを覆い尽くした
宿儺
耳元で囁かれる声は、氷のように冷たく、火のように熱い
宿儺
首筋に触れる宿儺の鋭い爪が、薄皮を一枚割いて小さな赤い血の粒を浮き上がらせた。 痛みに体を強張らせるあなたを、宿儺は満足そうにその太い腕で力任せに引き寄せ、抱き留める
逃げられない籠の中。 死よりも濃密な「呪いの王」の腕の中で、朱莉は甘やかな絶望にただ身を委ねるしかなかった――