TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

手紙。

一覧ページ

「手紙。」のメインビジュアル

手紙。

1 - 手紙。

♥

9

2019年06月26日

シェアするシェアする
報告する

りんな

私には大好きな大好きな人がいる。

りんな

名前は碧。同い年の中1。
小3から好き。

りんな

碧は面白くて運動神経良くてバスケが大好きで不器用なところ、たくさん好きなところがある。

りんな

碧は振り向いてくれないけど。

私は学校へ向かった。

りんな!おはよー!

りんな

おーおは!

昨日公園いたっしょ?‪w

りんな

え、なんで知ってんの()

こんなどうでもいい会話をするのが好きだった。

こんな楽しい日常が壊れたのは突然だった。

キキーッ!!!!

危ない!!

私は一瞬戸惑った。 私の前にはガードレールに突っ込んでいるトラックと 血まみれになっている碧の姿が あった。

りんな

え、?碧!?碧!!!

救急車に運ばれていく碧をずっと見つめていた。 突然の事で混乱して泣くことも出来ない。

あいな

大丈夫?りんな!

りんな

大丈夫…何が起きたの?

あいな

りんなのこと守ってトラックにひかれたんだよ…

りんな

え、私のせいなの!?私のせい、?

あいな

違う!碧はりんなのこと守りたくて守ったの!

あいな

りんなのせいじゃない!

りんな

やだ、会いに行きたい!会いに行くの、!

あいな

今闘ってるんだよ。
明日になったら行こ?

りんな

う、うん。わかった。

りんな

碧…頑張れ…!!!!!

あいな

うん。それでいいんだよ。

次の日

りんな

早く行こうよ…!

あいな

うん……

りんな

どうしたの?

あいな

言いづらいんだけどね…碧、
死んだんだって。

りんな

は?冗談やめてくんない?‪w

あいな

ほんとだよ!

りんな

え、?なんで?

あいな

即死だったんだって。

りんな

え…碧!碧…!!

私は走って走って碧の家へ行った。

碧のお母さん

あ、りんなちゃん…

碧のお母さん

来てくれてありがとね…

碧のお母さん

碧ね…りんなちゃんのことが好きだったんだって。

碧のお母さん

だから守ったんだろうね…。不器用すぎだよね…
あはは……

りんな

ほんとにすみませんでした!

碧のお母さん

りんなちゃんが謝ることないよ。何も悪くない。

りんな

私、私も!碧のこと好きだったんです…!!

碧のお母さん

そ、そうだったの…
でも、りんなちゃんは何も悪くないからね。

碧のお母さん

碧が、命懸けで守ったんだからその命を大切に生きてくれたらそれで私は嬉しいよ。

りんな

ほんとにごめんなさい…ごめんなさい…

私は謝ることしか出来なかった。

一年後…

りんな

今日は碧の命日だな…

ヒラヒラヒラ〜…

りんな

なんだろ?これ?手紙?

りんなへ

りんな

碧から…!?

中を見ようとすると涙が出てきた。

りんなへ。

俺、ずっとりんなのこと好きだった。
伝えるの遅くなってごめんな。
もし、自分のこと責めてるんだったら、
俺が勝手に庇ったんだから気にしなくていいんだからね。
俺のことなんて忘れて
他の人と1度しかない人生、
楽しんでください!

碧より。

りんな

忘れるわけないじゃん…

りんな

私もずっと好きだった…

りんな

お返しの手紙書こう。

りんな

碧へ。

私もずーっとずーっと好きでした。
こっちこそ伝えるの遅くなってごめんなさい。
責めてないよ。碧。守ってくれてありがとう。
碧に、守ってもらったこの命、大切に大切に生きていきます。

忘れるのは出来ないけど、
いつも心の支えにします。

ずっとみまもってくれると嬉しいな。

じゃ、また会えたらね!


りんなより

これをお墓において…

りんな

大好き!また来るね!

ああ。またな。

碧の声が聞こえた気がした。

この作品はいかがでしたか?

9

コメント

2

ユーザー

まじ?‪wありがと‪w

ユーザー

泣ける😭

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚