蛇 柱 の 世 話 役 さ ん .

白 崎 な ず side .

そっぽを向いてしまった小芭内にそう声をかけると 、 こっちを向いて ” そうか 、 先に 頼んでいいぞ 。 ” と言われ 、

そうして 、 店員さんから 氷菓子を受け取り 、 お金を払う 。

結局 、 人気 ( ひとけ ) が 少ない場所のベンチに座って食べることになった 。

私に続いて小芭内も 手 を 合わせ 、 食べ始める 。

隣の小芭内の方へ向き 、 そう尋ねる 。

な っ 、 なんか 小芭内 が ” こてん ” ってしてる ！！

珍しいし ちょっと 可愛い … 。

いや 、 だいぶ可愛い … ！！

私が暫く固まっていると 、 小芭内が口を開いた 。

あっぶない … 、 半分あっちの世界に行ってた … 。

” ふふん ” と 小芭内に 氷菓子を 見せびらかす 。

すると 小芭内 は 無言 で 私の氷菓子に顔を近づけ 、 、 、

次の瞬間 、

パ ク ｯ ─────

私の氷菓子 を 一口 食べていた 。

え 、 ええ ｯ ！？ この人 、 気づいてないの ！ ？ ！ ？

やばい 　、 絶対 顔赤くなってる … 。

ちらり 、 と 小芭内 の 方 を 見てみると やっぱり 気づいていなかったようで 、

耳と頬 が とても 赤くなっていた 。

” ちょっとびっくりしただけ だから ！ ” と笑って見せると 、 少し小芭内の表情が柔らかくなった 気がした 。

やっぱり 、 この雰囲気が 落ち着くなぁ ~ ！ ( にぱ )

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