テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

KAITO

その優利って女を暗殺するのはいいけど…もうそろそろ夜が明けるぞ

なろ屋

って!ほんまや!

KAITO

(次のターゲットは…優利か…)

サムライ翔

なら、一旦帰ろ。期限は別に近くないんやろ?

なろ屋

うん、6ヶ月の間に殺ればいい

のっき

凄い長い期間ですね

なろ屋

もうこのふたつしか暗殺指令なかったからね

そうなんやな

KAITO

(ある意味…良かったかもしれない)まぁ、追々考えてこ(…俺は…どうすればいいんだ…)

そらねこ

そうですね。一旦帰りましょう

KAITO

……

俺は、そのまま帰ってきた。服は着替えて、隠したが、次の標的が優利だということがまだ信じられない

優利

…ん、んー

そんな事を考えていると、優利が起きてきた

優利

あ、KAITO、おはよう

KAITO

優利

?KAITO?

ギュッ

優利

っ!?KAITO!?どうしたの!?

KAITO

……今は…こうさせてくれ…(涙目)

優利

……ええ、いいよ。KAITOの気が済むまで思う存分泣きなよ…

KAITO

…ありがとう…優利

優利視点

朝起きて、KAITOに挨拶をしたら、いきなり抱きつかれた。どうしたのか聞いたら、今はこうさせて欲しいって、彼に、何かあったのだろう。 そんな彼に、私は

優利

……ええ、いいよ。KAITOの気が済むまで思う存分に泣きなよ

優しい言葉で、彼を慰めた すると彼は

KAITO

…ありがとう…優利

感謝をしてきた。別に感謝される筋合いは無い。私が悪いわけじゃないし、KAITOが悪いわけでもない

優利

ふふ、いいのよ。…何かあったの?

KAITO

……

私がそう聞くと、彼は黙った。黙ったまま私に抱きつき、涙を浮かべていた。

優利

…言いたくないなら、言わなくていいよ。無理に聞く必要無いからね。言いたくなったら何時でも言ってね

彼はきっと言いたくないのだろう。 自分に起こった出来事を

KAITO視点

優利

…言いたくないなら、言わなくていいよ。無理に聞く必要無いからね。言いたくなったら何時でも言ってね

…言える訳がない。 俺が暗殺者で、俺の所属している暗殺者グループの次のターゲットが、優利だなんて、でも、思い違いかもしれない。だから俺は、彼女にこう聞いた

KAITO

…なぁ…優利の…苗字って?

優利

私の苗字?私の苗字は紅野だけど…それがどうしたの?

KAITO

…そっか…なんでもない

嫌な予感は当たってしまうものだ。当たって欲しくなかったが、優利が次のターゲットだということが決定づけられてしまった。

嫌だ、優利を失いたくない。 いつの間にか俺の中で、優利は居候という存在から、ずっと一緒に居たい……優利の事を好きだと感じるようになっていた

KAITO

…優利…一つ聞いていいか?

俺は、彼女に問いかける

優利

?何かしら?

KAITO

…誰が…優利の事…好きって言ったら…どうする…?

優利

そうね……人によるわ。元々恋愛に興味なかったし…ね

KAITO

そっ……か

俺は悲しくなった。俺じゃ優利に釣り合わないだろう。暗殺者の俺と…優利じゃ…

優利

でもね

KAITO

優利

KAITOなら…いいわよ?助けてもらったし…家貸してもらったし…さ。布団も…一緒にだけど、寝かせてもらってるし……ね。KAITO以外だったら、承認しないわ…

KAITO

!…そっか

俺はその答えに安心した。安心するなんておかしいかもしれないが、優利が、俺の告白は承認するって言ってくれたのは嬉しかった。でも、優利を殺さないといけないかもしれない…俺は…どうすれば…

今の皆を裏切るのは嫌だ…でも、優利を失うのも嫌だ。 …俺は、どうすれば……いいんだ 気が付けば 俺は優利から少し離れていた

優利

………

ギュッ

KAITO

…え?

優利

…悩みがあるなら、言いなさいよ。
KAITO、悩んでる顔してるわよ?KAITOが私を助けてくれたように、今度は私がKAITOを助けたいの。教えて、何に悩んでいるの?

KAITO

……

優利

…あ、勿論無理になんて言わないわよ?KAITOにも言いたくない事あるだろうからね?

KAITO

………おう!

KAITO

…優利に何かあったら、俺が絶対守ってやるからな!

優利

ふふ、頼もしいわね。なら、頑張ってよ?

KAITO

おう!

優利

ふふ、ケジメが着いたって顔してるわね。さ、朝ごはん食べちゃお。作るから、何食べたい?

KAITO

うーん…いつもの

優利

あたし昨日の夕から来たんだけど?

KAITO

そうだったなwんじゃ、オムレツとパンと牛乳と昨日の残り

優利

はいはーい

やっぱり、俺は優利と居たい。優利と居ると、いつも楽しくなると思うから。

サムライ翔視点

サムライ翔

(……そういえば…あの時カイ君…なんで女ってわかったんやろ)

サムライ翔

………まさかな…

優利視点

優利

はい、出来たよ~

KAITO

ん、ありがとう

優利

ふふ、良いのよ。これくらいね

KAITO

優利…ありがとうな。こんなに美味しい料理作ってくれて

優利

良いのよ。口に合ったなら何よりだわ

KAITO

…なぁ、優利

優利

ん?

KAITO

もし、優利が誰かに命を狙われてたら…優利はどうする?

テレビを見ていたら急にKAITOはそんな事を聞いてきた。そんなの、私の答えはひとつしかない

優利

…ふふ、おかしな事を聞くのね。君が、守ってくれるのでしょ?とてもとてもカッコイイナイトさん?

KAITO

ぐぅ…

少し意地悪だったかしら?そう思っていたら

チュッ

優利

っ!?

KAITO

…ズリィぞ…俺がお前の命狙ってるかもしれねぇのに…よ

優利

…はは、ずるいのはどっちよ…

いきなりだったが、頬にキスをされた

KAITO

口は、本当に好きな人に使え。俺にファーストキス使うの…勿体ねぇだろ。お前には絶対俺より良い奴見つかるだろうからな

私は、その言葉に、反射的に

チュッ

KAITO

っ!?

KAITOの気持ちを考えず 彼の唇にキスをしていた。

暗殺者グループメロンパーカーの一人の男と孤独な女性

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

7

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚