私にはずっと捨てられない
大切なものがある。
それは小学生の頃に
クラスメイトからもらった千羽鶴だ。
私は先天性の病気の為
小学生の頃、入退院を繰り返していた。
そんな私にクラスメイトから
千羽鶴が贈られたのだ。
とっても嬉しかった。
が、千羽鶴をもらってすぐ
手術が可能な大きな病院へ転院する為
お別れの挨拶も出来ないまま転校してしまった。
手術は無事成功し、
あの頃から比べ物にならないくらい背も順調に伸び、
今では何不自由なく暮らせている。
あれから何十年もたち、
すっかり色あせてしまった千羽鶴。
もらった時の嬉しさ、
クラスメイトの優しさを
ずっと忘れずに大切にしていきたい。
千羽鶴をくれたクラスメイトは元気にしているだろうか。
あまり学校へは行けなかった私の事を
覚えてくれてるクラスメイトはいるのだろうか。
皆に会いたいな。