TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

今日も、「先生」を待っています。

一覧ページ

「今日も、「先生」を待っています。」のメインビジュアル

今日も、「先生」を待っています。

1 - 今日も、「先生」を待っています。【1話】

♥

15

2022年02月19日

シェアするシェアする
報告する

花風 アオイ

はぁ─────

飛び降りようと、その瞬間──

???

フッ────

自殺をしようと思いましたが、『王子様』が助けてくれました

花風 アオイ

ユリ、おはよう…!

日野 ユリ

おはよ、アオイ

花風 アオイ

昨日、見た?───で──でさ

日野 ユリ

あ〜見たよ

花風 アオイ

───さ、本当───よね!

日野 ユリ

だよね、アレは───った!

花風 アオイ

で、ウチの──が────なの

日野 ユリ

うんうん、…ええええ!?!?

日野 ユリ

本当言ってる?!?!

花風 アオイ

本当だよ、だってウチの──は──だから

日野 ユリ

す、すごいねぇ…!

日野 ユリ

アオイってそんな───だったんだ

ユリと雑談をしてると

女子軍

ねぇそこ邪魔、退いて

花風 アオイ

あっ────!ごめんなさい

女子軍

──────

翌日

教室に向かおうとしましたが

ドンッ!

花風 アオイ

(いててて…!)

昨日の女子軍に足を蹴られて転けてしまいました。

花風 アオイ

(昨日の子たちだ…)

花風 アオイ

(なにか私に恨みでもあるの?!)

教師

おーい、ここ誰か答えてくれ!

教師

う〜んじゃあ花風、ここ答えろ

花風 アオイ

えっ、えっと…

花風 アオイ

12.6です…!

教師

惜しいなー、計算し直してみろ

ザワザワ……

???

…こんな問題も解けないとか

???

バカ以下よね〜〜〜笑

???

てか早く答えてほしい

???

私待つの苦手なんだよね…笑笑

コソコソと聞こえる声は

私の自殺の原因の1つでした

花風 アオイ

花風 アオイ

12.9…?

教師

正解だ、よく出来たな

???

おそくないですか?

???

だよね、ちょっとムカつく笑笑

教師

おい、何言ってるんだ?

教師

この単元はまだ始まったばっかり

教師

それなのにお前らたちは一々愚痴を言う必要も無いだろう

教師

それに、間違っているからって責めるな

花風 アオイ

(せ、先生…!!)

???

…アオイちゃん

不機嫌そうな顔から

笑顔になったその時──

???

さっきは悪口言って、ごめんね!

花風 アオイ

あぁ…うん、大丈夫だよ

花風 アオイ

こちらこそこの問題に時間かけてしまってごめんっ──

???

いいのいいの!

???

えへへ、私だって────

この対話は内容に入りませんでしたが、私の心は少し晴れました。

花風 アオイ

何…一体っ、どうしたの?…

???

この後は先生に怒られて大変だったよ〜

???

当然、アンタのせいでね

???

ほんとほんと

???

アンタがこの問題に戸惑うのが悪いのに

???

自分が可愛いからっていい子ぶるなよ

ドンッ!

花風 アオイ

えっ…?それはごめっ───

???

で?だから?

花風 アオイ

だからっ、そのっ!

花風 アオイ

他の人からみたら簡単な問題を戸惑ったりしないように、勉強をちゃんとするね…!

花風 アオイ

だからっ、それでいいで───

???

なんでいいの?

???

そう言っとけばここから抜け出せるなんて思ってないよね?

???

え、だってコイツバカだから!

あははは

笑い声が私の耳に響く

???

アンタを許すつもりなんてない

???

これからは毎日ここに来てお仕置しなきゃ済まない

???

ま、逃げるなんて私の中では有り得ないことなんだけど〜〜!!

???

あはは、せいぜい頑張って〜?

花風 アオイ

(うっ…)

???

てことで1発殴らさせていただきま〜す!

バキッ!

ドンッ!

花風 アオイ

(胃がっ…っ!)

花風 アオイ

(さっきお昼ご飯食べたばかりなのにっ、!)

花風 アオイ

(吐きそうっ…!)

花風 アオイ

うああああああああああ!!

???

うわ、きんもっ!

???

コイツ吐いてんじゃん!

恐る恐るいじめっ子は出ていった

その後、誰も助けてくれませんでした。

私はあの『女子軍』にいじめられる日々が続きました

日野 ユリ

ね、絶対私が守るんだから!

花風 アオイ

…ユリ

花風 アオイ

ありがとう

花風 アオイ

ユリが友達で、本当によかった

花風 アオイ

でも、無理はしないでよ

花風 アオイ

ユリに何かあったら困るし──

日野 ユリ

私こう見えて、男子の喧嘩には負けたことないんだから!

花風 アオイ

ふふっ、ならいいけど───

日野 ユリ

アオイはずっと友達だよ!

日野 ユリ

だから何でも困ったら言ってね

今日も、「先生」を待っています。

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

15

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚