学校がおわった。
陽菜 (はるな)
お見舞い…行った方がいいよね
私は大稚のいる病院へと向かった
陽菜 (はるな)
大稚…大丈夫?
大稚 (だいち)
は、陽菜…
そこには知らない男性がいた。
陽菜 (はるな)
その人は…?
大稚 (だいち)
…陽菜には関係ない
陽菜 (はるな)
そ…そうだよね。
完全に嫌われてる。
最悪だ。
お見舞いになんか…来るんじゃなかった。
陽菜 (はるな)
じゃあ…帰るね。
陽菜 (はるな)
お大事に…
大稚 (だいち)
陽菜…もう、お見舞いには来ないでくれ。
陽菜 (はるな)
え…?
大稚 (だいち)
正直…迷惑。
陽菜 (はるな)
だ…いち?
大稚 (だいち)
助ける気なんて無かったのに…
陽菜 (はるな)
…助ける気なんて無かった
大稚 (だいち)
そうだよっ!もう帰れよ!
私は病室から追い出された。
その時、先にお見舞いに来てた男性が
笑っているのが見えた。
私は涙をこらえ、病院を出た。
陽菜 (はるな)
最悪…最悪だ。
陽菜 (はるな)
もう…大稚とは会えないのかな。
陽菜 (はるな)
大好きな大稚とは。