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香織

(なん、で無視したんだろう。なにかしちゃったかな。)

香織

(クラスの子にバレたのかな。)

香織

(航の友達に何か言われた?)

香織

(それとも…好きじゃなくなった、の、かな。)

香織

ふっうぅ。苦しい…つらい、よ。うぅぅ

香織

こ、う…会いたい。話したいよぉ。

香織

好き、だよ。両想いに、なりたい。

それからというもの航はあたしが話しかけても無視か嫌な顔するが当たり前になっていた。

そしてあたしは無視されても傷つくことが無くなっていた。

航のことで泣くことも無くなっていた。

中学校生活から7ヶ月。明日から夏休みだ。

あさっては夏祭り。航は毎年親の手伝いをしている。

今年はゆうと、浴衣を着て行く予定だ。

可愛いと思ってくれるだろうか。

香織

ゆう〜浴衣、可愛いって思ってくれるかなぁ

ゆう

大丈夫。きっと思ってくれるって!

香織

だよねぇ。ありがと。

香織

んじゃ、あさって、夏祭り行こーね!

ゆう

おけ!明日からの夏休み楽しもー!

香織

うん!そーしよ!

〜夏祭り〜

香織

やっほ!どお?

ゆう

可愛いぃ!

香織

そっかなぁ。自信ない。、

ゆう

ほら!航いるじゃん!行くよ!

香織

え、え無理だよぉ。

ゆう

もぉ。しょうがないな!公民館のトイレ行くか!

香織

よっしゃ。行こ。そしたら話しかけるから!

ゆう

はいはい

香織

変じゃない?てかひどいよ。鏡見た瞬間すぐ行くって言うんだもん。

ゆう

でもトイレ行ったら航に話しかけるって約束なんでしょ?

香織

う、うん、そうだよ?

ゆう

なら見たから行くよー笑

香織

えー、えぇ〜

ゆう

ほら、行くよ!靴箱行こ!

香織

あっ。こ、航がこっち来た…

まじでテストの点やばくてw

友達

お前ばかだもんな!

はっうるせぇよ!だま、、

‎|ω・`)チラッ ま、まじか…

友達

どした?航。

な、なんでもねー。ほら、行こーぜ。

香織

ねぇ。ゆう?まじかってどう言う意味だろ。

ゆう

可愛いとかじゃないの?w

香織

かな?顔少し赤かった気がした。

ゆう

おー!なら可愛いって思ってくれてたんじゃないの?

香織

そうならいいけど…

ゆう

てか明日遊ぶんでしょ!聞かないと。

香織

う、うん。

ゆう

よし!行こ!

香織

え…暗くなってから聞こーよ。

ゆう

おけ。ならなんか食べよ。

香織

うん!

ゆう

暗くなってきたね。

香織

だね。なら聞く。

ゆう

行ってらっしゃい!私は近くにいるから。2人きりで話な。

香織

行ってきます!

香織

こ、航!

ん?

香織

あ、明日遊べる?愛たちと行くやつ。

あー行ける。

香織

やった!んじゃ、明日ね。

ん。明日って誰が来るの。

香織

えっとねぇ。ゆうと、愛と、沙夜ちゃんと、航とあたし。

ゆうと沙夜ってやばくね。

香織

元カノと今カノ。すごいよねぇ。ゆうと、愛、もう普通に話してるもんね。ホントに尊敬だわ。

たしかに。んじゃ、俺手伝いに戻るわ。

香織

頑張ってねー

ん。せんきゅ

〜デート当日〜

香織

おはよ!航!愛!ゆう!沙夜ちゃん!

はろー

おは。

ゆう

おっはよ!

沙夜

おはー今日めちゃ楽しみ!

ゆう

今日ってショッピングモールでしょ〜

沙夜

うんうん。プリ撮ろーね!

ゆう

香織たちはふたりで撮りなよ?((コソッ

香織

う、うん。

着いたー!ほら!どこ行くー?

ゆう

まずプリっしょ。

香織

だね!行こいこ。

ゆう

ほら、誘ってこい。

香織

航、プリ撮りたい。((コソッ

おけ。

〜プリクラ〜

香織

こ、航ほら、近づいて

ん。

香織

ふふ、可愛い。

うるせぇ。黙れ。

香織

よし!7枚撮れたー落書きしに行こ

おけ!

香織

見てみて!これ可愛くない?

いや、こっちの方がいいわ

ポチッ

香織

ねぇなんで口にソフトクリームのスタンプつけてんの?

え、面白いやん。似合っとる。

香織

今すぐ消せぇ!!

はいはい

香織

よし!プリントしましょ!

香織

あっ出てきた!あっ航!結局、ソフトクリームつけてんじゃん!

てへっ

香織

てへっじゃないよ!もぉ。

あんたらなにしてんの?見てる気持ちにもなれや。

ゆう

ふふ、なっかよしぃ

沙夜

え、なになに。両想い的な?w

香織

あ、や、やだなぁ。そ、そんなんじゃないって笑

え、そうだけど。

香織

は、何ゆっとんの、アホじゃないの?

別にいーだろ。今いるの5人だろ。だから大丈夫だ。

香織

そうかな。心配だよ。

俺らを信じろって!てか俺らも付き合っとるし。な、沙夜!

沙夜

は、え?ぇ。

おーついに?おめでと。

香織

すごいやん!おめでと!

ゆう

香織

どうした?ゆう。

ゆう

や、こんなに早く付き合うんだなって。

香織

すごいよね。愛。

わぉ。もう6時だ。

香織

えっマジ?帰んないと!

電車乗るぞ〜

ゆう

おー!

〜帰り道〜

ゆう

今日楽しかったねぇ

香織

また行こーね

おう

行こうな!

んじゃ、俺こっちだから。

香織

またね!航。

おう!

ゆう

親迎えに来るからまたね〜

沙夜

私も親来るから〜

香織

愛は?

俺歩き〜

香織

あたしも!w

そういえばさ、今日、聞いたんだ。

香織

ん?何を?

お前らのこと。

香織

だから何を?

航は、「香織のことが好きだよ。」って言ってた。

あいつ、誰よりも不器用だけど良い奴だから。

香織

うん。

仲良くしてやってな。

香織

うん!もちろん!

家ここだから!

香織

あーあたしが1番駅から遠いのかぁ

だな笑どんまい

香織

夏休み明けにまたどっか行こー

おぅ!

香織

沙夜ちゃんと仲良くね〜

せんきゅ

〜夏休みが終わり11月〜

香織

寒くなってきたね。

ゆう

ね〜

香織

ねぇ。ゆう。

ゆう

ん?

香織

後でさ、話したいことがあるんだ

ゆう

いつもの公園でいい?

香織

うん。ありがと〜

ゆう

あ、でも今日部活だよ?そういえば。

香織

あっそうだったわ。

香織

なら昼休みで!

ゆう

おけ!後でね!

〜昼休み〜

ゆう

よし。運動場行くか!

香織

うん!

ゆう

んで?どうした?

香織

あのね。なんかもう辛いんだよね。

香織

どうでも良くなったって言うか。好きじゃなくなったって言うか。

香織

見つけることも出来なくなってさ考えることも少なくなって。

香織

でもね、別れを考えると苦しくて。どうしたらいいかわかんないの。

ゆう

ならもう少し続けていればいいんじゃない?

ゆう

まず航が悪いよ。ずっと無視してさ夏休みから話してないんでしょ。

香織

うん。話しかけてはいるけど無視されてばっか

ゆう

なら今は休憩時間でいいじゃん?

香織

うん。そうだね。ありがと。教室戻ろっか、

香織。

香織

え、えぇ!

香織

ど、どうしたの。

誕生日おめでとう。

香織

は、え、あ、ありがとう。

ゆう

( ¯▽¯ )ニヤニヤ

んじゃ。

ゆう

香織、今日誕生日だったね。忘れてたw

香織

おい、忘れんなや。

香織

でも航が覚えててくれた…ふっうぅ

香織

やっぱ好きだ。1ヶ月くらい好きが無くなったって悩んでたけど大丈夫。やっぱり好き。

ゆう

泣くなよ。でもよかったね。気づくことができてさ。

香織

うん!よかった!ほら、今日4時間授業でしょ!教室戻って部活行く準備しよ!

〜部活行く途中〜

ゆう

今言うのもなんだけどさ、あれ何。

香織

ん?

ゆう

航、見て。

香織

え、誰あの子。

ゆう

最近一緒にいる子だよ。名前はわかんないけど可愛い子だよね。

香織

うん。

ゆう

航と同クラの子に聞いたんだけどあの子隣の席なんだって。

ゆう

仲良いからD組では付き合ってるんじゃないかって言われてるっぽい。

香織

そうなんだ。航、意外とモテるねぇ

ゆう

え、一緒に帰ろうとしてるけどいいの?

香織

ん、いいよ。あの子は航と同じ方面でしょ。いいな。

香織

あたしが航の隣歩いて帰ったり話したり笑いあったりしたかった。

ゆう

うん。そうだよね。

香織

でも今のあたしじゃ何も出来ないから我慢我慢。

ゆう

大丈夫?パンクしないでね。

香織

ありがと。頑張る。

ゆう

もう少しで中2だよ。

香織

だね。

ゆう

来年こそは同じクラスになれるといいね。

香織

うん!

次回は〜クラス替え〜。

毎週金曜日か土曜日かに1%のキセキを信じて。の小説を投稿することにしました。

次回も楽しみにしていてください。良ければコメント等お待ちしています。

1%のキセキを信じて。

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