花梨
新田
放送
新田
新田
放送
放送
新田
新田
新田
ベキッッ
…パラ、パラパラ…
慎二
慎二
優愛
優愛
優愛
優愛
優愛
慎二
新田
放送
慎二
慎二
慎二
優愛
日向
花梨
花梨
ビチャビチャッ…ビチャ…
新田
新田
反吐をした花梨の目に映るのは胸あたりが爆散した人間 ただ血が被さりすぎて何も見えない それを見てどうにも出来なかった 自分の無力さ 現実を突きつけられる他なかった
本来部屋があった一角からは外を覗ける 正確に言えば壁がほぼ無いにも等しかった 夜景が見える 外からは誰のか知らない笑い声や話し声 ただ今はそれが憎く思えた
もしもバスに乗ってなければ? もしも無理矢理でもバスを降りてれば? 早く部屋の構造を知れてたら? もっと連絡していれば?
本当にそれで助かる? もし失敗したら? これで合ってるの? 間違ってるの? そもそも本当にこれは現実? 夢だとしたら?
答えようの無い疑問ばかり頭中を張り巡らせる 仲間が死んだ ほぼ家族同然とも言える仲の良い仲間が 泣きすぎて涙腺が乾く感覚すら覚える
もう日向の奏でる音は聞けないの? トロフィー掲げて笑い合えない? 二度と? 一生? 悲しみが湧く中怒りが勝る
ただ一周回ってどう表現したらいいのかわからないほどの怒りを覚えていた
花梨
新田
花梨
新田
花梨
花梨
花梨
花梨
花梨
花梨
花梨
花梨
花梨
花梨
花梨
花梨
花梨
既読はつかないまま
ただ光ってる画面はこの先の希望を照らしてくれるのだろうか
ここで立ち止まるのか
…
優愛
優愛
優愛
慎二
未亜
ピッ
新田
慎二
ドドドドドドッッッッ
部屋が壊れていく
花梨
壁が無くなった 風がよくあたる でもそんな寒いじゃない
優愛
背筋を凍らせるような寒さ
花梨
新田
ガシッ
慎二
そこは確かに恐怖を感じさせる 何階だろうか
新田
新田
慎二
新田
花梨
優愛
新田
慎二
その時
警察のサイレンの音がした
警察
新田
警察
メガホンを使えばなんとか聞こえる音
安堵の息が漏れた ただ
慎二
優愛
自分達のいる場所が12階ほどの場所 自分達に何も瓦礫が当たらないのは上の階がないから でも
新田
新田
一瞬の静寂が流れた
犯人…未亜はどこにもいない 別の階にいるのか…? 最初の考えはそれだった
未亜
運転手
未亜
未亜
運転手
警察
運転手
未亜
警察
運転手
未亜
運転手
運転手
日向
ピクッ
コメント
3件
おぉ…警察きた… ていうか日向ちゃん動いてたのかな? とにかく続き楽しみぃぃぃぃぃぃぃ!!!←黙れ