ラウール
ラウールは顔をしかめたが、このくらい大丈夫。周りに悟られないように努めて平然を装った。しかし、痛みはどんどん増していき、腹の中でまた「グルルルル…」という音が鳴り響く。焦りが胸に込み上げ、冷や汗が額に滲んできた。
目黒
隣にいた目黒は、ラウールの異変に直ぐに気づいた。彼の様子が明らかにおかしかったのだ。ラウールがしきりにお腹を押さえ、口数もピタッと止まったからだ。
目黒はすぐ思い出した。阿部ちゃんから、ラウールのお腹の調子が悪いこと大学を午後早退したことについて聞いていたのだ。 ラウールは、他のメンバーには伝えてほしくないと言っていたそうだったが何かあったらとラウールと仲いい俺に秘密で言ってきたのだ。 でも、今そんなことはどうでもいい。取り敢えずラウールに声を掛けよう。
目黒
ラウールは、何で目黒が知ってるのと驚いた顔をしていたが今はそれどころではないらしい。
ラウール
目黒は、カメラに写らないようにゆっくりとラウールの腰を擦る。
目黒
ラウール
目黒
ラウール
トントンッ
ラウール
目黒
目黒
マネージャー
目黒
ラウール
俺は、目黒と一緒に楽屋へと向かった。
まぁ、案の定何も知らなかった目黒、阿部以外のメンバーは大パニック
向井
深澤
岩本
佐久間
渡辺
その頃楽屋では、
楽屋に着くと、目黒は自分のまだ飲んでないペットボトルの水やタオル、ジャージを持ってきてくれた。やっぱりつなぎだと動きづらいしね。
目黒
と言いながら頭をわしゃわしゃと撫でられ、目黒と一緒に壁にもたれかかる形で座った。腹痛には波がある。急に痛くなったり、マシになったり。今は絶賛腸が活動していて絞られる痛みに耐えていた。
阿部
名前を呼ばれ、顔を上げるとそこには阿部ちゃんが立っていた。
阿部
ラウール
阿部ちゃんはラウールの目の前にしゃがみ、ラウールの腹部を擦る。
阿部
ラウール
ギュルギュル
ラウール
そしてラウールは楽屋を出てトイレに向かった。
個室に駆け込み、様式便座に座るとすぐに強い腹痛に襲われた。しかし、水っぽいものが少し出ただけで、渋って何も出ない。何度もトイレへ行き、お昼ご飯もあまり食べれなかったからだろう。
ギュルギュル グルグルルル
ラウール
ラウールは腹を抑えて前屈みになって耐えた。しかし、トイレから出ようとすると腹痛の波が襲いかかる。ラウールは何度も痛みを和らげようとお腹を擦るけど、それでも痛いものは痛い。
ラウールはとうとう動くことをやめ、お腹を抱え込んで床にしゃがみこんだ。 痛みの波に揉まれ、身体がビクンッと反応する。ギュルルルという音が個室に響く。
グリュリュリュ ドバァァビュル
ラウールは座ったままの姿勢で、腹部に力が入る。
ゴロゴロゴロッ……グルルルルゥ……
便座に下痢便がボトボトと音を立てて落ちる。かなりの量だ。お尻がじんわりと暖かくなる感覚があった。そして、強い腹痛の波に襲われたあと、やっと痛みが引いていき呼吸も安定してきた。ラウールは体を起こしてレバーを引き、個室から出ると、目黒が待っていた。
ずっと待っててくれたのだろうか。だとしたら臭いも充満してるし、音も聞かれていると思うと恥ずかしい。思わず聞いてしまった。
ラウール
ラウール
目黒
ラウールは顔を赤らめながら、めめに視線を向けた。恥ずかしさで声が小さくなり、顔を伏せてしまう。すると、めめはにこっと笑ってラウールの頭を撫でた。
目黒
目黒
二人は楽屋へ戻っていった。
暫く歩くと、待っていた阿部ちゃんが迎えに来た。
阿部
阿部ちゃんが少し厳しい口調で言うと、ラウールは慌てて首を横に振った。
ラウール
と小声で返すが、うまく言葉が出てこない。
その言葉に、めめが横から助け舟を出すように言った。
目黒
ラウール
目黒
阿部
ラウール
目黒
阿部
目黒
目黒
阿部
ラウール
阿部
ラウール
阿部
阿部
ラウール
目黒
ラウール
阿部
ラウールの腹痛完!
もんちっち
もんちっち
もんちっち
もんちっち
もんちっち
もんちっち
もんちっち
コメント
29件
めめあべと、めめらうは、最&高!