/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
奏
んー…ふぁぁぁ…
はー…若干寝不足かも…
昨日は響のことばっか考えちゃったし
全然眠れなかった…
響
そーいうとこ
響
いいと思うよ
奏
んーーーーー！！！
思い出しただけできゅんきゅんしちゃう！
しかもあの笑顔！
無邪気で照れくさそうに笑う
響の笑顔が大好きで…
その笑顔を一番近くで見れてたら
いいなぁ…
奏
なんてっ！
奏
さて、朝ごはんでも食べに…
奏
奏
ってえ！？
奏
七時半！？
奏
やばい！！どうしよ！
奏
寝坊したぁぁぁぁぁぁ！！
うちよ学校は原則８時までに
席についていること！
席についていなかったら
遅刻とみなされる！
その場合は職員室にも寄らないと
いけないことになってるし…
うちから学校までは徒歩40分程度
走って30分くらいか！？
奏
やばい！寝癖もついてるし！
奏
水ぶっかけて！
奏
朝食つっこんで！
奏
制服にきがえて！
奏
バックもって！
奏
いってきまぁす！
奏
うぉぉおぉぉぉおっ！！！
全速力で走れぇえぇえぇええぇ!!!!
奏
うおぁぁぁあ
奏
どけそこの男の子っ！
響
うおっ！
奏
え！？響！？
響
ど、どどどうしたんだよ！？
響
びっくりしたなぁ！？
奏
ち、遅刻しそうなんだよ！？
奏
走れ！！
響
はぁ
響
なにいってんだよ、奏
響
まだ７時だぞ？
奏
えっ？
響
ほら、これ
奏
あれ？
奏
この時計遅れてる？
響
そんなことねーよ
響
今日の朝も見てきたし
奏
あ、私のスマホも７時だ…
響
はぁ？お前何時だと思ってたわけ？笑
奏
て、てっきり7時半かと…
響
ははっ
響
ばーか笑
奏
なんだとぉー！？
奏
急いできた意味無かったじゃーん…
奏
あーあ寝癖もうちょっと直せば良かったー
響
寝癖なんてついてねーよ
奏
ううん！ここはねてる！
響
そんなん気にならないって！
奏
女子は気にするのー！
響
ふーん？
響
あ
響
葉っぱついてる
奏
え！？どこどこ？
響
背中の襟のとこ
奏
えっと…
奏
ここらへん？
響
届いてないよ笑
響
えっとね…ここ！
わ…響…
距離ちかっ…
昨日と今日とで
心臓が疲れちゃうってば！
奏
あ、ありがと…
響
別にいいよ
また笑顔だ…
彩乃ちゃんにもこんな笑顔
見せてるのかな…
なんだろ…
胸が痛む…
心臓をじーっと握られるような…
変な気持ち…
嫉妬…かな
私、響のこと本気で好きなんだな…
響
どした？
響
顔暗くね？
奏
え！？そんなことないよ！
響
あっそ？ならいいけど
奏
ちょっと寝不足でね…
響
あー、俺も昨日はちょっと眠れなかったよ
奏
そうなんだ…
もしかして響も私のこと
考えてくれてたとか…？
いやいやいや！
それはないよね…
自意識過剰な女子は嫌われちゃうよね
でも、そんなことばっか考えちゃう
そんなもんなのかな…
恋する乙女っていうのは
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
