異能力ドズル社

menは仲間になってからまだ数日なのに連携は取れている

menはいつ作ったのかツルハシを振り回している

ぼんさんは毒の霧を使って遠距離の敵を狩ってる

僕はぼんさんとねこおじの射線に入らないようにすればいい

隙がない敵もぼんさんが隙を作ってくれる

体が重い

生きる理由なんて無いけど

電気っていうのは自分の呼び名だ

本名なんてとうの昔に忘れた

今夜は寝れないかな

いや、早く終わらせて休もう

疲れた

任務から帰ってきたら組織が潰されてた

誰が？

目の前の4人だ

たった4人で？

ほぼ無傷で？

見られた！？

気づかれたなら先手必勝

1番近くにいた赤いパーカーを着た人に狙いを定める

さらわれたヤツ？

いや、自分には関係ない

自分はただ殺ればいい

指先から雷を撃つ。地面から出てきた壁に防がれる

炎を纏った拳が飛んでくる。避けなければ負ける

足が動かない。なんだ？毒？

ああ、そっか自分は

負けたのか

もう立つ気力すらない

あ、でもこんな強い人たちになら殺されてもいいかな

何だこの人ら

1人とはいえ敵を目の前にしてなんで笑い合えるんだ？

え？

笑った？自分が？

ついて行きたい

こんなに心から思ったことなんていつぶりだろう

この人たちとなら心からなんでも言える気がする

電気はもう呼ばれたくない

おんりー

それが俺の名前だ

氷雪？

聞いた事あるな

おんりーが仲間になってから１ヶ月ちょっと

ぼんさんに潜入をしてもらってるがいかんせん異能力者がどこにいるのか分からない

情報がないと動けない僕とおんりーは今新しい拠点探しをしてます