コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
保健室に戻る途中で急な吐き気が早樹を襲い
思わずその場にしゃがみこんだ
中崎みなみ(養護教諭)
早樹を探していた養護教諭によって保健室に連れられ
中崎みなみ(養護教諭)
海村早樹
中崎みなみ(養護教諭)
中崎みなみ(養護教諭)
海村早樹
海村早樹
中崎みなみ(養護教諭)
中崎みなみ(養護教諭)
中崎みなみ(養護教諭)
連絡を受け迎えに来た母親とともに病院に戻った
海村亜樹
海村亜樹
海村早樹
海村亜樹
海村早樹
海村亜樹
海村亜樹
あえて友達という表現を避けたのは
アホ美のことは一方的に認識しただけで
また名前もどんな人物なのかも知らない状態だったから
そんなアホ美のお弁当を勝手に拝借して食べたことを
母親に告げる勇気はなかった
しかも早樹が勝手に食べたアホ美のお弁当は
実は大食いなアホ美専用のデカ盛り弁当だった
海村早樹
教室で手に取った時から大きいとは思っていたが
こんなにぎっしりごはんやおかずが詰まっているとは思わず
海村早樹
その見た目に圧倒されつつも口に運ぶ
海村早樹
海村早樹
海村早樹
一日の殆どを病院で過ごす早樹は
医師の指導の下、栄養管理されたものだけを口にしていた
まだ幸枝と仲が良かった小学生の頃には
幸枝が持ってきた給食のプリンなどを食べたこともあったが
病院外で食事をすることは殆どなく
病院食も普通においしかったため何も思わなかった
早樹にとってはそれが日常で当たり前の世界
でもこのお弁当は一味も二味も違う
言葉では言い表せない旨味をものすごく感じた
病院の食事しか知らなかった早樹にとって
それはかなりの衝撃だった
だからなのか……
明らかに量の多いアホ美のお弁当を
早樹は一気に平らげてしまった
明らかに食べすぎだった
だがそんなことを母親に言えるはずもなく
詳しいことは何も言わずにベッドに横になる
まだ気持ち悪さの残る中
海村早樹
あれだけの量を一気に平らげた自分自身に驚いていた
海村早樹
海村早樹
そっと呟く早樹の心には一抹の不安が残っていた
担当医
ようやく吐き気が治まった頃
ひどい下痢が早樹を襲った
吐き気と下痢が立て続けに起きたため
担当医によって早樹の身体が徹底的に調べられたが
原因がただの食べすぎだったため特別な異常は見つからず
胃や腸がいつもより激しく動いた形跡から
担当医
担当医にそう聞かれた早樹は
海村早樹
デカ盛り弁当を食べたとは言えず
担当医
担当医
看護師A
海村早樹
看護師からもお叱りを受ける結果となった
海村早樹
海村早樹
食べすぎたのはよくなかったと思う
でも食べすぎてしまう程
あのお弁当は本当に美味しかった