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あぁ…今日も雨…か
私は、雨が降る空を見つめていた
私は雨が嫌いだ
濡れるし…
悲しい人の涙も見えなくなってしまう
助けれないじゃん…
私は傘をさして歩き出した
ﾋﾟﾁｬﾋﾞﾁｬ
ﾊﾞｼｬﾝｯ
瑛斗
美颯
私はビックリして傘を瑛斗から遠ざけた
美颯
瑛斗
瑛斗
違うの
瑛斗
違うの!!!
ちが…う…の───···
瑛斗
私はびしょ濡れの瑛斗の背中を見つめる事しか出来なかった
手の力が抜けていって、傘が地面に落ちる
それと同時に────
私の涙も地面に落ちた
美颯
どんどん瑛斗が遠くなっていく
遠くに、消えていく
美颯
美颯
私は走り出した
美颯
美颯
美颯
私は傘を置いてけぼりにして走った
瑛斗がどんどん近くなってくる
ﾊﾞｼｬﾝｯ
美颯
私は少し遠くから叫んだ
瑛斗
瑛斗
瑛斗
瑛斗
美颯
美颯
美颯
美颯
いざ言うとなると言葉が出てこない
それを、エイトは静かに待ってくれている
美颯
美颯
美颯
言っちゃった
どうしよう…
コレで嫌われたら…
嫌だよ…振られちゃったら明日からどんな顔して会えばいいの?
瑛斗
瑛斗
美颯
瑛斗
瑛斗が顔を真っ赤にさせて言う
美颯
瑛斗
瑛斗
美颯
美颯
瑛斗
瑛斗が優しく笑った
美颯
大好きだよ
瑛斗。
