ザワ....ザワ.....
卒業式の後、
誰もいないと思っていた屋上に君がいた
大好きな君が
大地
美空
美空
大地
美空
美空
大地
美空
大地
大地
美空
大地
彼は、卒業アルバムの写真を見せてきた
美空
大地
大地
美空
美空
大地
美空
美空
美空
美空
私が見せたのは、屋上でクラスの皆が撮った写真
私は、写ってない
大地
大地
美空
大地
美空
大地
美空
美空
パシャッ
大地
大地
美空
彼のスマホには、ついさっき撮った私と大地君の写真があった
その写真は、アルバムの写真よりも輝いて見えた
美空
美空
美空
大地
...............
大地
大地
美空
大地
美空
大地
美空
美空
もしかしたら、さっきが告白するチャンスだったかもしれない
大地君は卒業したら海外に行ってしまう
だから、もし告白しなかったら.....
美空
美空
美空
タッタッタッ......
ガチャッ
美空
美空
大地君は、確かにそこにいた
でも、
靴を脱いで
封筒を持って
何故かフェンスの外に立っていた
「自殺」
その言葉が頭をよぎった
大地
美空
大地
大地
大地
大地
美空
大地
大地
美空
私は、ただ彼の話を聞くしかなかった
大地
大地
美空
数メートル先の大地君に手を伸ばす
残り30cm
パシッ
倒れ込むように手を掴んだ
大地
大地来んなを止めることができた
けど
美空
私は、倒れ込むように手を掴んだその勢いで
フェンスから乗り出して.....
美空
気が付けば、宙を舞っていた
大地
大地
大地君の顔は涙でぐしゃぐしゃだった
美空
美空
美空
美空
美空
この小さな声の告白は、届くはずもなく
空に消えてった
君に届いてたら、何か変わったのかな
グシャッ
コメント
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フォローありがとうございます✨ とても切なくていいお話でした…(⸝⸝⸝ᵒ̴̶̷̥́ ⌑ ᵒ̴̶̷̣̥̀⸝⸝⸝)