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環境に汚染される

30 - 鬼怒川 薊の過去②

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2021年11月22日

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葬儀場

父親は会社帰りに 酔っ払った勢いで 赤信号を渡り 車に撥ねられたらしい。

父さん...父...さん‼︎

(あの“天才”が泣いてる。まあそれもそうか、実の親が亡くなったんだし)

私はそもそも父親を 他人として見ていたため 涙の一滴も流すことが できなかった。

しかし、兄よりも 声を上げて泣いている 人物がいた。

薊の母親

あああッ...◼️◼️さんッ‼︎◼️◼️さぁん...ッ‼︎

私のお母さんだ。

まあ好きになった人が 死んだら泣くと思うけど...

そんなに泣くかな? と当時は思った。

鵠沼家

葬儀から2週間が経過し 家の雰囲気は元に 戻りつつある。

しかしこの2週間の間に 不可解なことが起こった。

薊の母親

ねぇ、祟♡はい、アーン♡

は、恥ずかしいからやめてよ‼︎

何故か兄とお母さんが 恋人のように イチャつき始めたのだ。

キモッ...

最初は父親が亡くなった影響で 兄を頼りにしてるのかと 考えたが、後にそれは 全く違うことを知る。

リビング

ある日、私は夜中に目が覚め 少しテレビを見て 自室に帰ろうとした。

「....‼︎....‼︎」

ん?お母さんの声...?

この家では1階に お母さんの部屋、 2階に私と兄の部屋がある。

何か喧嘩でもしてんのかな...?

私は何故か自室にいない お母さんに疑問を抱きながらも 取り敢えず上の階に足を進めた。

階段

「...よ‼︎...るの‼︎」

「だから...って‼︎」

....?

声は次第に大きくなり 私は部屋を覗こうとした

その時だった。

ドスンッ‼︎

何かが床に叩きつけられる 音を聞き、私は急いで 兄の部屋を開けた。

兄の部屋

どうした...の...

...は?

そこで私が見たのは 服が乱れ床に寝転がった お母さんと覆い被さるように していた兄の姿だった。

なに...やってんの...

ち、違う...

違うんだ薊‼︎

キモッ‼︎最っ低‼︎

話を聞い

近付くな変態‼︎

私は思いっきり扉を閉め 床をドンドンと足で 鳴らしながら部屋を後にした。

リビング

あれから1週間、 私と兄は全然 会話をしていない。

お母さんはというと 良い雰囲気だったのを 邪魔されたと私を敵視しており ずっと私の存在を無視している。

そのため兄の食事は作っても 私の食事はなかった。

可哀想だと思ったのか 兄は私に食事を渡してきたが 私は受け取らずコンビニ飯の 日々が続いた。

自室

“あの件”が終わっても お母さんが兄の部屋へ 通うのは終わらなかった。

兄は毎晩お母さんを部屋に入れ 1〜2時間後にお母さんを 部屋に送り届けている。

私は艶かしい声と足音を

毎晩毎晩毎晩毎晩毎晩毎晩毎晩 毎晩毎晩毎晩毎晩毎晩毎晩毎晩 毎晩毎晩毎晩毎晩毎晩毎晩毎晩 毎晩毎晩毎晩毎晩毎晩毎晩毎晩 毎晩毎晩毎晩毎晩毎晩聞いた。

キモい...キモい...

気持ち悪い...汚染される...

この環境に汚染される...

そうだ...原因は...取り除かなきゃ...

早く追い出して...いつもの日常を送らなきゃ...‼︎

今思えば精神的に おかしくなってたなって思うよ。

でも周りに助けてくれる人は 誰もいなかった。

やがて私は毎晩行われることを 事細かにノートに記して 写真も撮りそれを SNSや学校中に ばら撒いた。

何でそんなことをしようと 思ったのか分からないけど この事実を知った人に 助けてほしかったんじゃないか って今となっては思うよ。

その影響もあってか 兄は不登校になり “天才”という称号も 剥奪された。

お母さんは快楽の渦に溺れ もう兄なしでは生きていけない とまでに堕ちてしまった。

そして“あの事件”は起きた。

私に恨みを持った兄が私を殺すためだけに重軽傷者9名を出した...

そんなことがあったのか...

まあ結局、お前が父親に見えるような幻覚に陥ってたのか、ただ快楽が欲しかっただけなのか...

それは本人に聞かないと分からない...

そう言うと彼女は ゆっくりとガスマスクを 取るように指示した。

恐る恐る俺はガスマスクを 取ると言葉を詰まらせた。

っ‼︎.

これはお前...いや、そこのお前がやった“火傷”の跡だよ...

ま、今となっちゃどうでもいいけどね...

本当に...悪かった‼︎

俺は深々と縛られている 彼女は謝罪をした。

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