福地 桃音
んぁ...ここは..?
私は..たしか...拓馬に蹴られて..意識が飛んで..でも、どうしてこんな所に..
井口 琉矢
あ、やっと起きたぁ!心配したよ!
福地 桃音
...りゅ、琉矢..!?まさか..ここ、琉矢家?!
井口 琉矢
うん、まあね!
福地 桃音
あ、あれ..そうだ!なんで私はここに?、拓馬に蹴られ..あっなんでもない!
井口 琉矢
いいや、隠さなくて大丈夫。
福地 桃音
えっ??
井口 琉矢
実は、1人で行くって言ってたから不安でさぁ、ついてきてたんだよねー。
福地 桃音
マジ!?
井口 琉矢
うん、流石に拓馬が,...浮気野郎が桃音を蹴った時は堪え切れなくてボコボコにしちゃったけどねっ(テヘペロ⭐︎)
福地 桃音
(そういえば、こいつ柔道やってたな。
福地 桃音
拓馬、生きて帰って来られる?
井口 琉矢
うん、半殺しだよ。
福地 桃音
ねぇ..私..男見る目、ないよね...もう私の周りにさ..いい人、いないのかな。
自然に、目頭が熱くなって..最初は何かわからなくって戸惑ったけど、ああ、涙だと悟った。
福地 桃音
ふぇぇ..うっうう..
井口 琉矢
俺がいるじゃん!笑忘れんなよなぁ!影薄くねぇよ、俺!
井口 琉矢
あっあとさ..拓馬と話してる時..自慢の彼氏がいるって言ってくれた時...嬉しかった..
福地 桃音
うんっ、、ひぐっ、絶対っ...自慢したかった...
井口 琉矢
ありがとう..こんな可愛い彼女もらえて、一年中雪じゃないか?
福地 桃音
うう、晴れだったら嬉しかった..
井口 琉矢
あははっ!泣いててもボケるって、ボケの鑑じゃん!笑
井口 琉矢
ねぇ..あの、さ...今、親が居ないんだ...
福地 桃音
?...うん、どしたの?
井口 琉矢
だから、さ、..
琉矢の顔がジリジリ近づいてくる。私は...あの時のように戸惑う事なく、自分から..
福地 桃音
んーっ、ごちそうさまでした!琉矢の味がしました!笑