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聴き慣れた音楽が聴こえる。
いつもの起きる時間に スマホから流れる音楽だ。
机で寝てしまったようだ。
ヘッドホンを耳にかけたまま
右手でスマホを握りしめていたせいで 右腕がしびれている。
いつもと変わらず、 トイレを済ませ顔を洗う。
自分の顔を鏡でまじまじと見ながら
と苦笑いをした。
それから数十年がたち、 不思議な夢の事などすっかり忘れていた。
自分の死期が間近に迫っていた。
病院で死を待つばかりだ。
突然聞き覚えのある声が聞こえてきた。
と、か細い声で聞くと
と言ってきた。
夢だと思っていた事は 実際起きていた事だったのだ。
~終わり~