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アルバート

おはよう、エリー

エリナ

おはようございます、アル

アルバート

……

アルバート

少し顔色が悪いが、寝不足か?

エリナ

……

エリナ

そうですね、全然眠れませんでした

アルバート

ふむ、一番良い部屋に移ってもらったが

アルバート

やはり帝国と王国では、勝手が違うからな

エリナ

……私の場合は、そういうことではなくて

アルバート

うん?

エリナ

……

アルバート

どうした? 言ってくれないと、何も分からないぞ?

エリナ

えぇっと……

エリナ

寝るときに、私ひとり……というのが、ちょっと

アルバート

ははは

アルバート

案外、子供っぽいところがあるんだな

エリナ

いえいえ

エリナ

大人だからこそ、ですよ

アルバート

ふむ

アルバート

ひとりの方が、誰も気にせず

アルバート

自由に過ごせるから、良いと思うんだが

エリナ

自由に何でも出来ちゃうのが、大問題なんですよね……

アルバート

俺には分からない悩みがあるようだな

エリナ

……アルも、私の立場になれば分かりますよ

エリナ

……

エリナ

ところで

アルバート

うん?

エリナ

私の世話に、メイドさんを付けてもらったじゃないですか

アルバート

ああ

アルバート

エリーの世話を昔からしている、ということで

アルバート

王国から連れてきたんだ

アルバート

……

アルバート

面識はあるはずだが、喋らなかったのか?

エリナ

いえ、あの……

エリナ

その……

アルバート

何か問題でもあったか?

エリナ

……朝、急に部屋に入ってきたんですよ

アルバート

それは、エリーの世話をするためだろう?

エリナ

……そうなんですけど

エリナ

まさか、あんな勝手に入ってくるだなんて……

アルバート

支配階級は、そんなものだが?

エリナ

……

エリナ

あのメイドさん

エリナ

口は堅いですかね?

アルバート

俺もそこまで詳しくないが

アルバート

おそらく、信用は出来ると思うぞ?

アルバート

……

アルバート

見られたくないものでも、何か見られたのか?

エリナ

……

エリナ

……

アルバート

どうした? 顔が赤いぞ?

エリナ

……

エリナ

……今の話は、忘れてください

アルバート

……?

アルバート

……ところで、これから魔導船の港まで案内するんだが

アルバート

今日の服は、良い感じだな

アルバート

動きやすそうで、見た目も麗しい

エリナ

さすがに、ドレスで外を歩くのは恥ずかしいですからね

アルバート

うん?

アルバート

まぁ、モノによる……のか?

エリナ

これくらいの服であれば、穏やかに過ごせそうです

エリナ

たぶん

アルバート

とはいっても、街中は移動しないんだけどな

エリナ

あれ、そうなんですか?

アルバート

ああ

アルバート

この城と魔導船の港は、距離があるとはいっても

アルバート

転移魔法で、一瞬で移動できるんだ

エリナ

わぁー

エリナ

魔法なんてものがあるんですね!

アルバート

……

アルバート

記憶喪失というのは、一般的な知識まで忘れるものなのか?

エリナ

あっ

エリナ

……人、それぞれ?

アルバート

……いや

アルバート

エリーが一番つらいのに、すまなかった

エリナ

いえ、お気遣い頂けるだけで嬉しいです

エリナ

私は全然、気にしていませんから!

アルバート

……そうか

アルバート

……

アルバート

……

アルバート

さぁ、着いたぞ

エリナ

わぁ、魔方陣だーっ

アルバート

……魔法のことは覚えてないのに、魔方陣は分かるんだな

エリナ

た、確かに! 不思議ですね!

アルバート

早く記憶を取り戻せるといいな

エリナ

いえ、今のままでも大丈夫ですよ

アルバート

……

アルバート

……エリーには、つらい記憶が多いか

エリナ

あ、そういう意味ではなくて

エリナ

今はこの生活に慣れたいので、集中したいんです

エリナ

世界に平和を、早く取り戻さなくてはいけませんからね!

アルバート

改めて、前向きが過ぎるな

エリナ

ところで、今の世界情勢も記憶に無いのですが

エリナ

何をすれば平和になるんですか?

アルバート

そうだな、軽く説明しておこう

アルバート

この世界には7つの国があるんだが

エリナ

はい

アルバート

まずは我が帝国

アルバート

次に、エリーの故郷の王国

エリナ

それはもう、帝国に支配されちゃったんですよね

アルバート

そして、残る5つの国を支配すれば、戦争は終了だ

エリナ

……

エリナ

始まったばかりじゃないですか!

アルバート

ああ

エリナ

アルが皇帝になるまでに、全部支配できるんですか?

アルバート

そこで、伝説の魔導船なんだ

アルバート

それに秘められた力で、一気に世界征服を行うッ!

エリナ

おぉーっ!

エリナ

……

エリナ

……って、魔導船にはそんな力があるんですか?

アルバート

古代の伝承では、そうなっているんだ

アルバート

それに各地の伝承でも、それが正しいと示されている

エリナ

……

エリナ

どれだけ凄いのか、全然イメージが付きません……

アルバート

……

アルバート

……

アルバート

……よし、港に着いたぞ

エリナ

喋っていたら、いつの間にか魔方陣を通っていましたね

エリナ

揺れも無くて、とっても快適!

アルバート

それは良かった

アルバート

あとはこの階段を上がって……

エリナ

わーっ、これが魔導船ですか!

エリナ

大きいですね! かっこいい!

エリナ

港って言うから、海かと思っていたんですけど

エリナ

地面に、巨大な建造物が建っている……って感じですね!

エリナ

これ、どう動くんですか?

エリナ

わーっ、形も素敵ですねーっ

アルバート

はしゃいでないで、中に入るぞ?

エリナ

はーいっ

エリナ

……

エリナ

……

エリナ

いくつもの階段と、たくさんの扉を抜けて……

エリナ

……着いた先は、がらんとした大きな部屋

アルバート

伝承によると、ここが魔導船の中心部らしいんだ

アルバート

そして……

アルバート

動かす方法は、何も分かっていない

エリナ

えっ

アルバート

部屋の奥の方に、台座がひとつあるだろう?

アルバート

あそこで何かをすると思うんだが……

エリナ

……なるほど

エリナ

とりあえず、綺麗な珠が乗っているので

エリナ

それに向かって、念じてみましょう

アルバート

よろしく頼む

アルバート

もし可能なら、起動しても構わないぞ?

エリナ

あはは、ハードルを上げないでくださいよ

エリナ

……さて、どれどれ

エリナ

……

エリナ

……

台座の珠

……

台座の珠

(命令を入力してください)

エリナ

わっ!?

アルバート

どうした!?

エリナ

心の中に、反応がありました!

エリナ

……

エリナ

(どうやって入力すればいいのかな?)

台座の珠

(お好きなように)

台座の珠

(あなたのイメージを再現いたします)

エリナ

……

エリナ

……

エリナ

ウィンドウ、オープンっ!!

台座の珠

(……!)

台座の珠

(オペレーションシステムを新規に生成、展開します)

台座の珠

(……)

台座の珠

(現在構築中...12%)

エリナ

あ、何か上手くいきそうです

エリナ

魔法の船に、科学のシステム……これは燃えるッ!

アルバート

……いやいや

アルバート

エリーの声と同時に、あちこちに四角い青い光が浮かび上がったが

アルバート

これは、一体……?

アルバート

見たことのない文字が、凄まじい勢いで流れていく……

台座の珠

(構築完了...100%)

エリナ

お、準備が完了しました

エリナ

頭では良く分からないけど

エリナ

感覚としては、いろいろ出来そうですね

エリナ

……

エリナ

メインモニター・オン!!

アルバート

うおっ!?

アルバート

突然、壁に外の様子が映し出されたぞ!?

アルバート

映像魔法の一種か……?

エリナ

……

エリナ

今なら何だか、何でも出来そうです!

エリナ

アル!

アルバート

何だ!?

エリナ

このまま、世界征服に飛び立ちますか!?

アルバート

……

アルバート

ちょ、ちょっと考えさせてくれ

アルバート

あまりにも急な展開すぎる……

エリナ

わかりました

エリナ

この船、仮眠室とかもあるみたいなので

エリナ

あとで行ってみませんか!?

アルバート

……

アルバート

……エリー

アルバート

馴染むの、早すぎないか……?

TS転生王女は殿下と一緒に世界征服をします

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