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才賀 真冬
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才賀 夏来(12才)
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才賀 真冬
才賀 夏来(12才)
才賀 真冬
才賀 真冬
才賀 夏来(12才)
才賀 夏来(12才)
才賀 夏来(12才)
才賀 真冬
才賀 真冬
才賀 夏来(12才)
真冬、お兄ちゃんを…
助けてよ
才賀 夏来
僕が目を覚ましたのは
少年院の収容部屋の一室。
硬いベッドの上だった。
才賀 夏来
あれは、真冬が死ぬ4ヶ月前の秋の運動会のあと
真冬が語り出した
将来の夢の一部分。
真冬は
近所の大学生のお兄ちゃん
【新間 彩瞳(ニイマ アヤメ)】
に憧れて
小さい頃から消防士を夢見ていた。
優しく純粋な心を持った
真冬。
火事や病気で命を落とす人を減らしたいと
小学一年生の頃から言っていた。
実際、一度
祖母の家が、ガスの消し忘れにより
火事が起き
大火傷をおったことがあった。
その時助けに来てくれたのが彩瞳兄ちゃんで
それに心を打たれて
決断したらしい。
もし真冬が生きていたのなら
今でも夢を追い続けていたのかもしれない
しかし
今では夢の中でしか見ることの出来ない
真冬の面影。
そしてその笑顔さえも
僕の記憶から消え始めている。
そしてその度に
この煮え切らない気持ちに
酷く毒されるのだった。