酸味男
金星
酸味男
どうしても1つだけ確かめておきたいことがあった。
金星
金星
金星
酸味男
酸味男は腕を組み...笑みが消えていく
酸味男
金星
俺は頭を抱えた。
予想だにしない返答だったからだ。
この場所は、日本の何処かの団地の1室だと思っていたが....。
まさか...そんなバカな!!
酸味男
酸味男
金星
覇気の無い震えた声。
何とも情けない声。
酸味男
そう言われて俺は振り返り、ドアを開けようとした。
ガッ!ガッ!
ドアノブが下がらない。
金星
力一杯にドアノブを下げようとしたが、ビクともしないのだ。
頭の中に黒いモヤモヤが蠢く。
ドアノブが動かないことを確認した俺が次にとった行動は...
タッタッタッタッ!!
金星
バン!
ドアにタックルをかました。
金星
金星
右肩がズキンズキンきやがる!!
床に座り込み、踠き苦しんだ。
金星
酸味男
酸味男
俺の愚行を一部始終見ていた酸味男は優しくそう言う
金星
酸味男
酸味男
金星
金星
酸味男
金星
酸味男
酸味男
酸味男は窓に向かって人差し指をシュバッと指差す。
家に向かうんだ
酸味男
金星
そうだ....
俺は!!
家に向かわなくちゃ行けないんだ!
家に向かうことが俺の人生を変えさせる!!
金星
金星
拳を胸に当て..
金星
酸味男
酸味男
酸味男
金星
酸味男
金星
酸味男
酸味男
酸味男
金星
食い気味に俺は聞く。
酸味男
金星
酸味男
酸味男
金星
酸味男
酸味男
酸味男
探索は知識の羽根であり、冒険の翼である。未知への踏み出しは、人間の精神を成長させ、魂を豊かにする。
酸味男
金星
まずは押し入れの中を見てみた
金星
金星
酸味男
金星
金星
結果
特にこれといった物は見つからなかった。
その後も俺はせっせと探索を続けていた。
財布の中身
金星
金星
金星
机の引き出し全部
金星
金星
リュックの中身
金星
ゴミ箱の中
金星
金星
一方そのころ酸味男は...
酸味男
なんと俺がずっと探索をしている最中!酸味男はずっとレモンの蘊蓄を言い続けていたのだ!
酸味男
酸味男
酸味男
金星
酸味男
酸味男
酸味男
金星
酸味男
酸味男
金星
酸味男のレモン知識が止まらない!!
酸味男
探索を始めてから1時間くらい経過しただろうか
部屋の中の探索なんてすぐに終わるものだろうと思っていたのだが
まさかこんなにも時間がかかってしまうとは...
''ちゃんと整理整頓しとけりゃよかった''と後悔するのだった
金星
金星
酸味男
金星
机の前に立ち、電動鉛筆削りに目を落とす。
金星
カパッ
鉛筆のカス貯めのケージを開けてみるも。
金星
ケージを元に戻し...
金星
ザワザワザワザワ
金星
怪しげなオーラを感じた....
鉛筆を刺す場所の穴に...惹かれる俺がいた。
何ともいえない引力が働いているようだ。
何だ...この引き込まれるような感覚は...
穴が俺を呼んでる
そんな気がした。
俺はおそるおそる、穴の中を覗いた。
穴の中には...
部屋があった。
金星
もう一度穴の中を覗いた
金星
金星
何度見返してみても、変わらず部屋があるのだ