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河合
千早
放課後の警備員室。
すでに下校時間は過ぎており、当然ながら生徒の姿は皆無に等しい。
河合
河合
千早
河合
河合
千早
警備員室には【ベテラン】ではないほうの河合しかいない。
【ベテラン】のほうは見回りに出ているらしい。
河合
河合
千早は河合には気づかれぬように小さく溜め息を漏らした。
千早
河合
河合
河合はそう言うと、給湯室らしきところに姿を消した。
手持ち無沙汰になってしまった千早は、警備員室の中を見て回る。
千早
警備員室の入り口には、タイムカードがホルダーに入って管理されている。
上から順に【浅田正仁】【河合彰】【河合秋斗】【田辺順次】とならんでいる。
千早
河合
その時、見回りから戻ったであろう【ベテラン】が戻ってくる。
まさか千早がいるとは思っていなかったのであろう。
目を丸く見開いた。
河合
千早
河合
河合
河合
千早
声を聞きつけたのか河合が戻ってくる。
河合
河合
河合
河合
千早
河合
河合
【ベテラン】のほうが手を払うような仕草をする。
一方、そうではない河合のほうは、申し訳なさそうに両手を合わせて頭を下げる。
どうやら、ここに留まっていい雰囲気ではなさそうだ。
千早
千早は小さく頭を下げると、警備員室を後にする。
学校を背に歩きつつ、スマートフォンを取り出すと、先日連絡先を交換したばかりの要に電話をかける。
要
千早
千早
要
千早
要
千早
千早
千早
情報は全て揃った。
後は――犯人を追い詰めるだけだ。