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ヌシ
ヌシ
ヌシ
ヌシ
俺は夜道を歩いていた
別に理由があるわけじゃない
暇潰しのようなものだ
莉犬
こうやって、一人になって
自分を見つめ直すと、俺は一体何をしているんだろうと考える時がある
俺は死にたいと口ずさむ人間に、生きたいと言わせるために生きている
でもそれに、俺に何の利益がある?
と時折考えてしまう
莉犬
違う
俺は俺のためにこれをしてるんだ
俺が死ぬために
?
そんな時、響く声
莉犬
そこに現れたのは一人の人間
莉犬
莉犬
ころん
ころん
莉犬
じろりと睨みつける
ころん
ころん
莉犬
声を掛ける意味がない
莉犬
莉犬
ころん
ころん
ころん
ころん
莉犬
それがどうしたという感じだ
ころん
莉犬
ころん
ころん
ころん
莉犬
俺は聞き返す
まぁ大方予想はできている
どうせ恨み言を一つや二つ言われるに決まっている
許さないだとか、地獄に落ちろだとか
そんな台詞を言われるに違いない
と、そう確信していた
...でも
ころん
莉犬
訳が分からず、俺はそんな呆けた声を出した
莉犬
莉犬
こいつの口からは俺に対する感謝の言葉が出てきていた
ころん
ころん
ころん
ころん
ころん
莉犬
困惑し、瞠目し、唖然とした
ヌシ
ヌシ
ヌシ
ヌシ
ヌシ
ヌシ
ヌシ