ヌシ
みなさんどうもこんにちは‽
ヌシ
いくらもんなんだもん
ヌシ
書く
ヌシ
ではどぞ
俺は夜道を歩いていた
別に理由があるわけじゃない
暇潰しのようなものだ
莉犬
...はぁ
こうやって、一人になって
自分を見つめ直すと、俺は一体何をしているんだろうと考える時がある
俺は死にたいと口ずさむ人間に、生きたいと言わせるために生きている
でもそれに、俺に何の利益がある?
と時折考えてしまう
莉犬
いや...そうか
違う
俺は俺のためにこれをしてるんだ
俺が死ぬために
?
みっつけた...!!
そんな時、響く声
莉犬
...誰?
そこに現れたのは一人の人間
莉犬
確か名前は...
莉犬
青木ころん...だったか
ころん
そう、青木ころん
ころん
アンタに散々殴られた青木ころんだよ
莉犬
何?復讐でもしに来たの?
じろりと睨みつける
ころん
別に
ころん
アンタに復讐するなら声を掛けずに後ろから刺してるよ
莉犬
...それもそうか
声を掛ける意味がない
莉犬
にしても、結構殴ったはずだが
莉犬
よくもまぁ綺麗に治ったもんだな
ころん
別に、完治してるわけじゃないし
ころん
...それに、アンタはなんでか知らないけど顔を殴ることはなかった
ころん
胸に何度も何度も拳を叩き付けた
ころん
お陰で未だに服の中には痣がたくさんあるよ
莉犬
そうか
それがどうしたという感じだ
ころん
どうして、顔を殴らなかったの?
莉犬
たまたまだ
ころん
たまたま、ね
ころん
まぁそれでもいいや
ころん
ただ、僕はアンタに言いたいことがあっただけ
莉犬
...言いたいこと?
俺は聞き返す
まぁ大方予想はできている
どうせ恨み言を一つや二つ言われるに決まっている
許さないだとか、地獄に落ちろだとか
そんな台詞を言われるに違いない
と、そう確信していた
...でも
ころん
ありがとう、感謝する、アンタに
莉犬
...は
訳が分からず、俺はそんな呆けた声を出した
莉犬
お前、今自分がなんて言ったのかわかるのか...?
莉犬
おい...
こいつの口からは俺に対する感謝の言葉が出てきていた
ころん
ぶっちゃけ、気に食わないけどね
ころん
でも、アンタには助けられた
ころん
ようやく僕は生きたいって思えた
ころん
だから、その点だけはアンタに感謝してるんだよ
ころん
生きたいと思わせてくれたアンタに
莉犬
....
困惑し、瞠目し、唖然とした
ヌシ
おか
ヌシ
「年二回人混みを避けきる程度の能力」っていう曲
ヌシ
マジいい
ヌシ
腐女子の皆さんは共感しかないと思う
ヌシ
ワイも共感した
ヌシ
ではでは
ヌシ
ノシ