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なんか好きです…カゲロウデイズ聴いてみます!!
すっげ 兄ちゃんと俺桃青逆だぁ(?
カゲロウデイズだと思った!!!! もう、話が天才的に神すぎる、、、 カゲロウの子が少女レイの桃くんだった事もなんか、色々合ってるなぁとか思った… 話作るの難しそうなのに...情景が全部パッと浮かんで読んでるの楽しすぎた…
8月15日
病気になりそうなほど天気がいい。
これは
僕と君の 長くて、暑い 夏の開始だ。
8月15日の午後12時半くらいのこと
天気が良い
桃
病気になりそうなほど眩しい 日差しの中
青
桃
することも無いから君と 駄弁っていた
青
猫を撫でながら 君はふてぶてしくつぶやいた
桃
青
あぁ、逃げ出した猫の後を追いかけて
青
飛び込んでしまったのは
桃
赤に変わった
桃
信号機
青
バッと通ったトラックが
君を轢きずって鳴き叫ぶ
桃
血飛沫の色、
君の香りと混ざり合ってむせ返った
桃
嘘みたいな陽炎が
陽炎
桃
って嗤ってる
夏の水色、
かき回すような
蝉の音に全て眩んだ
「夏といえばよくある話」
「だから夏は嫌いなんだ」
「咽返るような暑さで目が覚める。
いつも同じ感覚で蝉が鳴いている。
あぁ、これだから夏は嫌いなんだ」
桃
目を覚ました時計の針が 鳴り響くベッドで
桃
8月14日の午前12時過ぎ位を指す
やけに煩い蝉の声覚えていた
桃
でもさぁ、少し不思議だな。
桃
青
同じ公園で昨日見た夢を思い出した
桃
青
桃
青
道に抜けた時
桃
周りの人は皆
青
上を見上げ
青
口を開けていた
桃
落下してきた鉄柱が
君を貫いて突き刺さる
桃
青
劈く悲鳴と
風鈴の音が木々の隙間で空廻り
桃
ワザとらしい陽炎が
陽炎
桃
って嗤ってる
眩む視界に
君の横顔、
青
笑っているような気がした
わんにゃんぷー様の 【手描き】カゲロウデイズ【自己解釈PV】を参考に書かせていただいてます。
実際の『カゲロウデイズ』とは 関係ございません。
この作品を見たあとに 実際にカゲロウデイズを流しながら 進めていくのも面白いと思うので
もしよろしければ やってみて下さい。
もしかすると この会話も、ループしていたりして。
何度世界が眩んでも
陽炎が嗤って奪い去る。
桃
繰り返して何十年。
もうとっくに気が付いていたろ。
こんなよくある話なら
桃
繰り返した夏の日の向こう。
桃
青
バッと押しのけ飛び込んだ、
瞬間トラックにぶち当たる
青
血飛沫の色、
君の瞳と軋きしむ体に乱反射して
青
陽炎
文句ありげな陽炎に
桃
って笑ったら
実によく在る夏の日のこと。
桃
そんな何かが
陽炎
ここで終わった。
2023年、8月15日
出演者 桃くん、青くん
午後12:30
曲:カゲロウデイズ
目を覚ました8月14日のベッドの上
青
少女はただ
青
と一人
猫を抱きかかえてた
陽炎
~完~