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橋本先輩
橋本先輩
花奏
無理やり作った笑顔を作った
橋本先輩
花奏
橋本先輩
橋本先輩のその行動に違和感を覚える
橋本先輩
橋本先輩
先輩はにこりと笑って印刷室をあけてくれた
橋本先輩
花奏
先輩は隣にある机でホッチキスでカチャリとしている
…気まずい
橋本先輩
花奏
突然言われたそれにびっくりする
花奏
橋本先輩
先輩の質問に高速で頭をふる
花奏
そういうと、先輩が笑う
橋本先輩
花奏
学校一の美人な先輩に言われると自然と顔が上がる
花奏
橋本先輩
花奏
橋本先輩
橋本先輩
ガラガラ
蓮
蓮
花奏
橋本先輩
なんてタイミングだろう よりによって橋本先輩がいるときに
澤本君にしてみたらあのことを知っているあたしと先輩が、一緒にいるのは最悪だろう
花奏
蓮
花奏
花奏
蓮
花奏
花奏
橋本先輩
あたしたちが印刷室から出るときも澤本君と先輩は一度もお互いをみることはなかった
澤本君はまだ先輩が好きだから
吹っ切れていないから
ただそれだけのことなのに、なぜかあたしの心は不規則に鳴っていた
そんなこんなでクリスマス、あたしの誕生日まで刻一刻と迫ってきていて
花奏
ひより
蓮
花奏
花奏
ひより
空き教室で今日は珍しくひよりちゃんと島袋くんたちも混ざって座談会
今日は倉庫に行かないらしくこうなっている
健
ひより
花奏
健
蓮
確かにそうかもしれない。この前までは紫蘭なんて雲の上の存在だったのに、あのことや沙友里のおかげで今はその紫蘭のみんなと対等に話せているんだから
ひより
ひより
健
ひよりちゃんの一言で2人は押し黙る
ひより
蓮
花奏
突然のことにびっくりする
蓮
クリスマスのことも,もちろん考えていたけどそれと同じくらい澤本君のこともかんがえていた
もしそれを見透かされていたらこれほど、恥ずかしいことはない
じっと見られるその瞳にあたしは泳がすようにいせんをそらした
それとキスのことは慰めの延長として処理することにした
そうでもしないとあたしがやっていけないから
蓮
花奏
蓮
花奏
そうだ!澤本君のことよりクリスマスのこと考えているほうが断然長い! 絶対そう!
蓮
蓮
ひより
澤本君は不機嫌そうにポテチを食べながら鼻を鳴らした
けどそれにすぐさま反応するひよりちゃん
健
島袋君… あなたものすごくばかなことしたの気づいてる?
ひよりちゃんはうつむいててどんな感じかはわからないけど、絶対怒ってるに違いない
ひより
健
ひより
蓮
急に態度が変わったひよりちゃんに2人が珍しく動揺している。 少なくとも島袋君はそんな感じがする
ひより
花奏
ひより
花奏
今ここであたしが行くといえばおひとり様クリスマスは回避できるけど
そうすると島袋君が…
風真
風真
いつからいたのかわからなかったけどとにかくいまは救世主に見える
ひより
健
健
ひより
あたしも予想できないことが目の前で起こっている
よくわからなくてフリーズしていると澤本君に腕を引っ張られ、二人を残してあたしたちは空き教室を後にした
蓮
風真
こいつら… 確かに2人は知らないから仕方ないけど、人様の誕生日をばかにしやがって!
花奏
花奏
花奏
風真
じゃあねーなんてさわやかに歩いていく早川君を見ながら
蓮
なんて夢のかけらもない発言をする澤本君に苛立ちを覚える
花奏
花奏
花奏
蓮
花奏
たまたまカバンに入っていた雑誌を広げて見せても、ちらっと見ただけで見ただけでまた前を見て歩き出した
蓮
花奏
そこまでいってはっとした
この学校の彼氏にしたいランキングにいる連中は誰だ?
学校のアイドル的な存在の先輩と付き合っていたのは誰だ?
そんなことを思い出して偉そうに語っていた自分が恥ずかしくなる
そそくさと雑誌をしまうとそれに気づいて澤本君がおもむろに口を開く
蓮
がつんっ
花奏
先を歩く澤本君の制服をつかんでグラグラと揺らす
モテモテの澤本君にはわからないだろうけど、恋愛に憧れは持っているのにいまだにできてなくて、親友には彼氏ができて、あたしには一向にできる気配もなくて
せっかくの高校生活が… あたしの中で高校は小説の世界で恋愛にあふれているそんな場所だった
だからまいにち楽しみにしていたのに
花奏
澤本君の制服をつかんでいた、てを離して床に座り込む
蓮
蓮
興味がなさそうな澄ました顔にイラっと来た
ああ、そうですよね。 すでに主人公になっているあなたにわかるわけないですよね
花奏
蓮
花奏
涙ながらに訴えたあたしの言葉をすべて聞いた後澤本君はそうはなでわらった。
花奏
蓮
花奏
蓮
花奏
あたしの叫び声が旧校舎内に響く
蓮
蓮
その言葉にあたしの中で何かが切れた。 プツンと
そしてそのまま勢いで口から出ていた
あたしは澤本君に笑顔になってほしかったのに
でも。 あの時傷つけてしまった
他のどんな言葉より彼を傷つける言葉
花奏
そう言い放ってしまった時の澤本君の顔がこびりついて離れない