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エマ
暗い…
エマ
ここはなんなのだっ？
エマ
エマ
誰も、いないなの
その瞬間どうしようもなく恐怖が襲う
エマ
誰も、誰も、誰も？
エマ
また、1人？1人なの？孤独？1人？
咄嗟に言葉が出ず、過呼吸になる
エマ
…はっ、はっ
エマ
エマ
あたし、あたしは1人？
そうして倒れ込む
エマ
（1人…また1人…）
エマ
（くる…し）
エマちゃん♡
エマ
いや、いやっ…！
うわっ！？なんだ！？
やめろ！！
エマ
え…？
ああ
やっぱり、来てくれた
エマ
（こんな遠くまで来ちゃって、もう諦めかけたのに）
アルファ
アルファ
エマ
なんでなんだろう
アルファ様には、全部知ってるような
そんな見透かされた気持ちになる
エマ
（アイツらを、あんなすぐに倒すなんて…）
ぐ…っ
アルファ
大丈夫か？
エマ
…うん…アルファ様っ…！
レオン
お、無事だな
レオン
ん？お前泣いてんのか？
エマ
だっ黙れなの！
サキャーダ
大丈夫？エマちゃん
エマ
あっうん…
マル
心配しました
マリン
私も…ごめんなさい…！！
エマ
ううん、マリンのせいじゃないもん
アルファ
…なあ
エマ
ん？
アルファ
エマは…暗黒でなく孤独が恐かったのか？
エマ
…まあ、うん
アルファ
…どうしてだ？
エマ
そりゃあだって…あたしが1人ぼっちだったから
アルファ
ん？
アルファ様に助けられる前
あたし、たくさん友達がいて幸せ━━━って思ってたの
だけど
あの、ここってどこですかっ？
人が訪ねて来てさ
かわいい…
それに優しいよ！
瞬く間にその子はその土地を支配したと言っても過言じゃなくて
ほんとに、中心になったの
そしたらね
ひどい、エマちゃん
エマ
えっ？
私のことを仲間外れにしようとしてる
エマ
な、なんで？
エマ
あたしはそんなこと━━━━！
うわっ
エマそれは性格悪い
ほんと、エマよりかわいーからって僻むなよ！
エマ
はっ？
あたしが友達だと思ってた子も
エマ、謝れよ
がっかりだわ
みんな、その子を1番に信用して
あたしを陥れたの
それである日、言われたのが
エマって頭わりーよな
私ぃ、何も努力しないで輪の中心気取りな子、大嫌いなの♡
エマ
なに、それ…っ
あたしだってみんなが過ごしやすいようにって
その土地改良とか頑張ってたつもりだった
エマ
（…だけど）
エマ
（結局みんなあの子を信じるなら、今まで築きあげたもんなんてないのと一緒だ）
おーい、何してんの？
またいじめてんのかよ！！
サイテー！
エマ
違う！！！
だけど、だけどね
突然それは終わったの
！※♡¥↓＊「★◦´
エマ
…え？
みんなが、わけわかんない言葉を話し出したの
ひっ…！？
大丈夫、みんなっ！？
泣きながらそう言ったその子は
あたしと目が合うと、ニヤッと笑ったの
エマ
（━━━━ああ）
エマ
（もう、無理だ）
もうどうでもいいと思った
それから、遂にあたしの番が来たらしくて
エマ
（今日のご飯、何だか味が━━━━）
エマ
うっ
…はは
あははははははは！！
ねーえエマ♡
これであんたもあんたの友達も、仲間も村も！！！
ぜーんぶ、終わらせてやったわよ！
仕方ないよねえ？
みーんな、私の奴隷みたいに言うこと聞いてくれたんだもん♡
エマ
このっ…くそ女…！
そうしてあたしたちは野生に、返ったの
でもね、みんなよく分からない言葉を話しているのに
あたしだけはまだ半分だけ人間だった
エマ
ガルルルルルッ
エマ
お前…っなん…か
ふふっかわいいわよ、エマ♡
エマ
（狂ってる…っ！）
私だけ、1人ぼっち
どうして？なんで？あたしなにかした？
エマ
（苦しい…苦しいの！！！）
もういい
誰も信じられない
そんな気持ちでさ、感覚なんて麻痺してるじゃん？
…そんなとき、アルファ様に出会った
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