る
る
る
る
る
る
紫
桃
※もうちょっと森
ザァァァァア
桃
桃
桃
桃
※雨の中で周りが大きい建物
桃
桃
桃
桃
キキイッ
ガチャ
女の人
女の人
女の人
女の人
※全身血まみれでナイフを持ってる
桃
女の人
女の人
女の人
女の人
ザァァァァア
桃
桃
【第34話】パンとナイフ
ギッ
桃
━人を殺した
これで3人め…
人を殺したときの
肉を切る感触
血のあたたかさ
悲鳴と脅えた顔
あの時感じたものはなんだったんだろう
桃
桃
桃
これからどうしようか
……なんて
桃
桃
桃
桃
桃
カツン
カツ
桃
カツン
なんだ…?
カツン
カツン
老人
老人
桃
カツ
カツ
ピチャ…
桃
老人
桃
老人
老人
タンッ…(ナイフを首に)
桃
桃
疲れでもう力が入んねぇ……でも
こんな老人くらい簡単にー
桃
桃
老人
どうして顔色が変わらない
老人
老人
ー目が見えない
ドサッ…(倒れる)
※もっとボロくて汚い
桃
コツ
老人
老人
桃
桃
俺を連れて戻ってきたのか…?
こんなやつ早く殺してー
老人
ボロボロなリンゴ
桃
桃
桃
バッ(取る)
桃
桃
老人
老人
桃
桃
老人
老人
老人
桃
桃
老人
桃
桃
桃
桃
※(」^o^)」きゃぁぁぁぁぁ!!((
老人
ーそのとき少し
老人が微笑んだように見えたのは
たぶん気のせいだ
そうじゃなかったら
そんなのは気持ち悪いにも程がある
それから俺は盲目老人と暮らすことにした
といってもすることも話すことも何もなかったから
俺も老人もだいたいうたた寝をしていた
老人は朝散歩に行く以外は外に出なかった
目が不自由なせいだろう
俺もほかに行くところなんてなかったから
何も考えずに目を閉じていた
こんなに何にもとらわれず 何も考えずに
ただ生きているのは 初めてだった
ついでに腹も減らなかった
老人
そう言って1日に1回 老人は俺に あの 硬いパンをくれた
老人は明らかに裕福ではない
なのにどうして何もしていない俺に与えてくれるのか
今まで大人たちは皆 俺のことを人として見ていなかった
使うだけ使って
ゴミのように扱われた
老人は俺に命令してくることもなかった
ただ時々思いついたように話しかけてくるのみだ
老人
とか
老人
とか
老人
だとかかんとか……
老人が話しかけるたび 決まって心のなかがぞわぞわとした
そのぞわぞわの正体がわからず俺は苦しんだ
この気持ち悪い何かを鎮めたくて
やがて俺はひとつの衝動に駆られた
"殺したい"
桃
……そうだ
全てはこの老人がいるからだ
こいつを殺せばー…
桃
桃
こんな無反応の老人を殺すことに意味はなかった
だから俺は……
カタン
老人
ポタ
桃
桃
俺は老人に全部ぶちまけてやった
施設の夫婦を殺して逃げたこと
そのあと声をかけてきた女を殺したこと
今殺してきた奴
桃
桃
さぁ怯えろ
狼狽えろ
そうしたらお前を殺してやる!!!
老人
老人
老人
桃
桃
桃
老人
桃
桃
ーわけがわからなかった
わかりたくもなかった
もう何も考えたくない
……わかったことは 4人もの肉を切り裂いたこの包丁が
歪んでしまってもう使い物にならないことだけだった
ー次の日 目を覚ますと老人はいなかった
桃
Twu be back. the daytine. Pleve wuit, (絶対どっか違います)
桃
カツ
カツ
カツ
…あの時
あの子供からは血の匂いがした
かすれた声 不衛生な臭い
過酷な環境を送ってきたのだろう
昨日あの子は人を殺して帰ってきた
そして
脅すような 浮かれているような 口調で
今までのことを語った
あの時私はなんと言えば良かったのだろうか
きっとあの子供は 私に何かを求めていた
それは あの子の存在を意味する何かだったのかもしれない
優しくされることに苛立ちを覚えるほどに戸惑っていた子供
それは哀れで
…愛おしかった
だが私は それをあの子に伝える自信がなかった
あの日あの子を連れ帰ったのは気まぐれだ
昔の自分と重ねたのかもしれないし 可哀想だと思ったのかもしれない
ーただ
どうせ老い先も短い
今まで無責任なつまらない生活をしてきたのだ
老人
これからは
あの子の為に何かをしてやる人生でも
良いのではないだろうか
桃
帰ったらもう目を覚ましている頃だろうか
桃
さすがにもう名前くらいは聞いてもいいだろう
名前を聞いたらあの子はどんな風に答えてくれるだろうか
老人が帰ってくることは二度となかった
桃
ビリッビリッ
桃
桃
ー逃げられた
裏切られた
それが当たり前だと理解してたはずだ
ーなのになんだ
なんだよこの気持ちは!!
カランッ(ナイフ)
桃
やはり老人は殺しておくべきだった
…いやもう誰でもいい
殺したい 殺したい
殺したい!!!
殺したい
殺したい
殺しー
男
男
女
女
男
男
男
男
ー初めて人を殺した日
偶然映画を見た
なんていう映画だったかなんて覚えていない
でも
殺人鬼が幸せなカップルをころすしーんが
幸せこそ壊すものであるというふるまいが
焼き付いて
離れなくて
ーそうか そうだったんだ
幸せそうな奴がいるから
化け物は
存在する
男
男
男
男
男
"それでお前はどうしたい?"
桃
桃
桃
桃
桃
桃
桃
桃
桃
桃
桃
桃
桃
桃
ポタ…ポタッ
桃
桃
桃
る
る
る
る
る
る
る
る
る
る
る
る
る
る
る
る
る
る
る
る
る
る
る
コメント
4件
さつてん、楽しみにしてた...(*´ω`*) おじいさんは裏切らなかったんだ...ころ されて戻ってこなかっただけで どうせ失うなら自分の手で消してしまいたかったんだなぁ... ちょ、私もやってみよ、 な ー く ん···▸受け さ と み く ん···▸攻め .........Σ(´□`;)
久しぶりのさつてん〜! やっぱり過去を見るのって面白い… それと共になんとも言えない感情になった… とにかくおじいさんがアイツらに56されたの気に食わないから許しません!(語彙 桃くんのって殺/人衝動なのかな。 子供の頃からそういう環境だと…ね、うん… ごめん言葉が思いつかなかった← 最後の色々とカオスだったなぁ…w