翌日
アイク
…………
wato
アイクさん?どした?
アイク
いえ……遥輝さんの事で
wato
遥輝?遥輝がどした?
アイク
watoさんは…遥輝がイジメをしていて、信じてと言われても、信じれますか?
wato
…俺は信じる。それが、シェアハウスの場を貸してくれてる遥輝に出来る借りの返しや。それに、仲間を信じるのも仲間やろ?
あちゃみ
そーそー。だからあたしらは遥輝が万引きしたって噂も信じてないよ
wato
あちゃみさん!?聞いとったと!?
あちゃみ
あたしだけじゃない。皆聞いてた。遥輝にシェアハウスさせてもらってる皆…ね
アイク
そう…ですね
アイク
会って…謝りたい…自分は……遥輝を………信じれなかった……
バステン
アイクさん……信じれなかったからなんですか!その時信じれなかったから、自分のせい?違うでしょ!
アイク
バステン…さん
琴音
そーよ。なにも、あんたが全部悪いわけじゃない
結月
ね、ねぇ、アイク君
アイク
どうしました…えっと…結月さん?
結月
う、うん。あの…放課後、屋上来てくれない?
アイク
?構いませんよ
結月
ほんと?ありがとう。待ってるね
ソーラ
遥輝さん…昨日から帰ってきてませんしね…心配です
アイク
あ、そういえば昨日、屋上に行くと聞きました
とも
行く価値はありそうだ
夏帆
夜行ってみましょ
陽菜
そうね
アイク
(遥輝さん…待っててください。悪い事をしてしまった自分ですが、貴方に謝りに行きます。信じれなかった事なんて無かった…本当は怖かったんだと思います)
アイク
(そんなの、いじめとやってることは変わりません。大切なのは真実を見抜く事。真実を、皆さんと、仲間と、見つけに行きます)
???
ねぇ
とも
?誰?
美井奶
私、新花美井奶。クラスメイトの名前は覚えといて、そんでこっちが
彩津希
金花彩津希。よろしく
wato
それで、なんの用や?
彩津希
遥輝探しに行くんでしょ?手伝うわ
美井奶
私も手伝うよ
クミ
「大丈夫よ」
結月
あ、アイク君…人目見た時から、ずっと貴方の事が好きでした!付き合って下さい!
アイク
ごめん。それは出来ない
結月
なんでよ!?
アイク
俺には、好きな人が居る。1度信じれなかった心も、次は信じる。まだ、カッターを自分達で手に刺したかもしれない君と付き合うわけには行かない!
タッタッタッタ
結月
なに………よ……それ……でも……あの言い方……好きな人って……遥………輝?……そんな訳…ないか…遥輝も…アイク君も…男…だし
アイク
皆さん、準備は良いですか?
遥輝を信じる組
おー!
アイク
行くぞー!
遥輝
………きっと、誰からも
俺は、必要が無いんだ