テラーノベル
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🩷
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その日は、いつもより早く起きた
🩷
🩷
🩷
外は、うんざりするほど眩しい
🩷
笑えてくる
俺の気持ちとは対照的に輝く空に
🩷
なんでだよ
なんで分からないんだ
こんな単純明快な疑問に立ち止まってしまう
🩷
🩷
未来を考えれば考えるほど
自分の姿が薄れていく
感情が混ざっていく
なんでこんなになるまで放置していたんだ
最初は見て見ぬふりをした
きっと収まるだろうって
俺とすとぷりに"ズレ"があるなんて思いたくなかった
でも、それはだんだんと大きくなっていて
いつまで経っても俺の心は濁ったまま
誰かに打ち明けることも
できなかった
🩷
大丈夫
俺は大丈夫
今は散々でも
きっといつかきっと信じる日々がまっている
無理していない
無理していないけど、、
🩷
足元の水たまりには、濡れた笑顔が映っていた
次の日の夜
🩷
その夜は中々寝付けなかった
まだあの疑問が頭の中をさまよってる
🩷
🩵
🩷
🩵
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また、君と一緒にゲームしたい
あの何気ない日常
何も考えなくてもただ楽しかった毎日に戻りたいよ
俺はそんなモヤモヤと過ごしながら中々来ない朝日を待った
次の日
俺はころんとゲーム実況の動画を撮った
ころんと2人だけの撮影は久しぶりで、とても楽しかった
でも、こんな楽しい時間でもモヤモヤは消えない
それでも、せっかくの撮影なのにころんに迷惑はかけたくない
モヤモヤを心の奥に押し込みながら必死に笑った
🩵
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🩵
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🩵
🩵
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🩵
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顔は見えなくても、ころんが画面の奥でくしゃりと笑っているのが想像できる
🩷
🩵
🩵
🩵
🩵
🩵
🩵
🩵
🩷
なんで、気づかなかったのだろう
大切なものは俺から何一つ離れてなかった
むしろ、歩み寄ろうとしていたのに
ずっと絡まって渋滞していた感情がほぐされていく
🩷
🩷
🩵
🩵
こういうとき何も言わずに今までどうり接してくれるところがころんのいいところだ
また次の日、俺は会社の会議室を借りて心の内を全部話した
活動のズレや、自分がやりたいこと
でも、今のままでは叶わないこと
みんなは真剣に話を聞いてくれて
俺のああしたい、やっぱこうしたいに付き合ってくれた
結果、多くの選択肢が残って
俺は選べずに立ち止まっていたけど
みんなが背中を押してくれた
俺の好きにしていいのだと
一回立ち止まっていいのだと
そして俺は
活動休止を選んだ
ある日
俺はいつもより早く起きた
でも、あの時とは違う
窓から漏れる世界の光は眩しかった
でも、もううんざりするほど眩しくない
俺はもう少しだけ、歩ける
俺は活動休止という選択を取り
たくさんの人を悲しませてしまったけれど
みんな許してくれた
歩き疲れた俺に
立ち止まってもいいんだよ、と
そう、言ってくれた
きっと、この活動には終わりがくる
永遠なんてない
🩷
それでも 変わらず 今も、見上げれば広がる 空の下で僕ら
🩵
主
主
主
主
主
主
主
主
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