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デート♡ゲーム♪

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デート♡ゲーム♪

1 - デート♡ゲーム♪

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2019年03月10日

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みんなぁー!ハートアリがトー! 50も来ると思ってなかった! 大好き!

でも、また通報されるかも……

では、どぞ(っ´∀`)っ ↓↓↓

ホニョ~! あたし、ヤマダウメ(歌手志望だよん)

待ちに待った日が晴天とは、こりゃーあたしの 日頃の行いがいいからだね!?

今日は学校の遠足。男女混合6人グループで、ハイキング♪ ランララ、ル~ン♪

あたしのグループにはね……、ウフフ♡

女子に大人気、モテモテイケメンズの 三人がそろってるのだ!

アッキー、ポール、サク

上着を腰に巻いているのは、アッキー。

長い髪を結んでいるのは、ポール。イギリス生まれなんだよ。

それから、ヘッドホンをしているのがサク

この三人のモテっぷりったら、先輩女子にまでファンがいるほどなんだ。

バレンタインには、持ちきれないぐらいのチョコが机に積み上がってたもんねぇ。

モテモテイケメンズと同じグループになれるんて、あたしってば かなり幸せもん。

ポワワワ~ン♡目移りしちゃう~。

全員そろったところで、はい、しゅっぱ~つ!

グループの女子は、メイとリコ。

あたし達、仲良しの元気三人ムスメだよ!

あ~、歌い出したくなっちゃうほどいい景色。

イケメンズとのおしゃべりもはずんで、こりゃ最高の 1日になる予感だね。

しばらく歩いたところでリコが、

リコ

ちょうど三人ずつだしさ、デートゲーム
しながら行こうよ!

って、言い出したんだ。

ホニョホニョ~~!

リコってばナイス!サエてるじゃ~~ん。

こりゃ、イケメンズともっと仲良くなれちゃう チャンスなんじゃないのかい!?きゃほ~!

パチパチ手をたたいたあたしにつられて、イケメンズの 三人も「さんせ~」って。

顔もいいけどノリもいいとは、うん、グッドだね。

てなわけでさっそく、ゲーム、スタート!

〈デートゲームのやり方〉 1.男女のカップルになり、時間を決めてデートします。 2.時間になったら相手を変え、新しい相手とデートします。 3.全員とデートが終わるまで相手を変えて、新しい相手と デートします。 4.デートが終わったところで、指名タイム。女子が気に 入った男子の名前を言います。盛り上がれば、ホントの カップルができちゃうことも!

というわけで、最初の相手は アッキー

アッキーは、いきなりあたしのうでをつかんで走り始める。

ホニャッ!? ウワサ通り強引なオトコだねぇ~。

でも……なんでわざわざ山道をダッシュ?

ヒーコラ走っていると、アッキーはあたしのバッグをグイッて引っ張る。

アッキー

貸せよ。これで少しは速く走れるだろ!

ムムっ。えらそうな口ぶりだけど、バッグ持ってくれるってことか。

やさしいじゃん。

それにしても、もう近くに誰も見えないよ。

二人きりになって、何する気~!

そんなあたしの心の声、アッキーにモロバレだったみたい。ニヤリと笑って、

アッキー

不安そうな顔すんなよ。このオレにまかせとけ!

だって。オレについてこい……ってか?

わけわかんないまま走っていると、アッキーが急に立ち止まった。

そして、向こうの方を指さして……。

アッキー

一番乗り!どうだ、この景色!スゲ~だろ

ホニョ~!海だ!! 波の音が、静かに聞こえてきて、いいムード♪

こんなステキな場所だから、だれより早く来たかったんだね。

ぐんぐん引っ張ってくれちゃう、オレ様キャラ。あたし、ときめいちゃったよ。

ウフッ♡指名は早くもアッキーに決まりかな。

次の相手はポール。

ポール

よろしくね、mysweetheart(マイスイートハート)

ポールってば、いきなり英語!

ウメ

mysweetheart(可愛い恋人)

……だなんて。ポワワワ~ン♡

さすが、イギリス生まれ。会話に英語が混ざるのも超シゼン、カッコイイね。

高い段があると、さっと手を差し出してきたり……。う~ん、紳士♡

フニャ~ってとろけそうな気分で歩いていたら、目の前に大きな川が!

ところどころ 岩が顔を出してるけど、けっこう流れが早い。 そのとき、

ポール

mydeer(僕の大切な人)、ちょっと失礼するよ

ポールがあたしをだきあげたの!!

ホニョ~!お姫さまだっこだぁ♡

あたしゃ、天にものぼる心地だよ!こんなの、マンガでしか見たことない!

そのまま川を渡って、向こう岸でそっと降ろされると……。

何かが目の前にすっと差し出された。

ポール

今日のデートの記念に

ってポールがあたしの髪に花をさしたんだ。

ポワワワ~ン♡パーフェクト!

なんか、夢見心地で、あたしメロメロ。

ポールって、女の子を姫気分にさせちゃう達人!

やっぱり指名は、ポールに決~~まりっ!

最後の相手はサク。

さっきから、ずっとヘッドホンしたまんまで、あんまりしゃべらない。 音楽好きなのか。

んじゃ、歌にはうるさいあたしが、話題を作ってやりますか。

ウメ

ねぇ、何聴いてるの?

サク

え、……オレが一番気に入ってるダンスナンバーなんだ

お、ノッてきたよ。会話が続きそうじゃない。

そう思ってたら、サクがあたしに、ヘッドホンをかぶせてきた。 流れてきたのは、なんと、あたしがいちばん好きな曲!

ホ、ホニョ~! サクもこのヴォーカル好きなんだ!!

ラ~ララ~ラ~ラ~♪

あたしってば思わず、いつものノリで、ステップを踏みながら、 サビのメロディを歌ってたみたい。

気づくと、サクが、ビックリした顔でこっちを見てる。

ヤバッ、変な子だと思われたかも。引かれた……?

サク

おどろいた、めちゃくちゃ歌上手いね

わぉ、ほめられちゃったよ!

ウメ

実はね、あたし、歌手になりたいんだ。まぁ、夢のまた夢かな~
とは、思うんだけど

おどけてマイクを持つフリをすると、サクがつぶやいた。

サク

……どんなにけわしい道だって、一歩ずつ前に進めば
絶対にたどりつけるから。

その言葉が、心にジワ~ッと広がって……なんだか力がわいてきた。 すごい!

ウメ

今ので、光が見えた!ありがとう!

あたしがさけぶと、サクは照れた顔で笑った。

そのとき、リコとメイの大きな声がしたんだ。

リコ、メイ

はい、指名タイムで~す!

おぉ!?いつのまにか、最後の登り坂の手前に着いちゃってたんだ。

リコは、アッキー、 メイはポールを指名した。

で、あたしの番……。三人がこっちをじっと見つめてる。 ヒャ~。

ウメ

三人とも、すっごくステキだったよ!あたしは……

心は決まってるんだけど、いざ言おうとすると、恥ずかしいもんだね。

あたしは、……

ウメ

あたしは、サク……!

サクがびっくりした顔でこっちを見てた! ホニョ~!

その時

リコ

じゃあ、みんなバラバラで良かったね!

メイ

うん!

リコ

さて、サクの返事は?

ホニョニョ~💦 恥ずかしいよ~!

サク

オレも……ウメだったかな……

え……? ホントー!?

リコ

両思いおめー!

メイ

このままつきあっちゃえばいいじゃんー!

ウメ

……/////

サク

……/////

どんなに険しい道だって、坂道だって、一歩ずつ 前むいて一緒に歩いていこうよ。

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