澪-レイ-
......(あぁ詰まらない......)
澪-レイ-
......(文ストの世界にでも行けたらいいのに......)
キキィーーー!!
澪-レイ-
…え?あ、ちょっm
グシャッ
澪-レイ-
......(い,痛い......あつい......)
ボタッ
澪-レイ-
......(文ストの世界に......行きたいな......)
澪-レイ-
え?何処ここ......
兇-クウ
此処は上層階
澪-レイ-
何の?
兇-クウ
神のよ
澪-レイ-
へぇー......え?
兇-クウ
貴方は文スト?だったかしら
兇-クウ
文ストの世界に転生させるわ
澪-レイ-
ほ,ほんとに?
兇-クウ
えぇ,
兇-クウ
事前に言っておくわ
兇-クウ
貴方の異能は『落窪物語』
澪-レイ-
え?それって作者不明の?
兇-クウ
えぇそうよ
兇-クウ
貴方は文ストの異端者
兇-クウ
皆,文豪の名前,作品だけれど
兇-クウ
貴方は違うからね
澪-レイ-
成程......そっちの方が都合が良いから?
兇-クウ
えぇ
澪-レイ-
でも肝心な異能の効果は?
兇-クウ
異能生命体…まぁ,夜叉白雪や金色夜叉のような物
兇-クウ
を操れるわ
澪-レイ-
え?嬉し
兇-クウ
其れは良かったわね
兇-クウ
貴方の苗字は『黒霧-クロギリ-』
澪-レイ-
おぉ!
兇-クウ
じゃあ
兇-クウ
行ってらっしゃい
澪-レイ-
......うん!