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和葉(仁人)
大学からの帰り道。和葉(吉田仁人)は、隣を歩く蓮(佐野勇斗)の手を慌てて振り払った。 恋人同士になってからというもの、蓮の「距離感バグ」は悪化する一方だ。人目が届く通学路だというのに、当然のような顔をして指を絡めてこようとする。
蓮(勇斗)
和葉(仁人)
ぷいっと顔を背けて早歩きになる和葉。だが、その耳の先端が真っ赤に染まっているのを、蓮は見逃さなかった。「待ってよ〜」と大型犬のように笑いながら、蓮はその背中を追いかける。 ――カチャリ。 夕暮れ時の1LDK。我が家の鍵を開け、一歩中に入った瞬間。 後ろから重なるようにして入ってきた蓮が、和葉の腰に腕を回してフロントドアに押し付けた。カチャリ、と鍵が閉まる音と同時に、深いキスが落とされる。
和葉(仁人)
蓮(勇斗)
蓮は和葉を抱きしめたまま、リビングのソファへと倒れ込んだ。和葉の頭を自分の胸元にすっぽりと埋めさせ、長い指でその髪を愛おしそうに撫でる。 昔はあれほど窮屈に感じていた蓮の腕の中が、今では驚くほど心地いい。和葉は小さくため息をつくと、諦めたように蓮の広い背中にそっと両腕を回した。完全なデレだ。
蓮(勇斗)
和葉(仁人)
ツンと尖った言葉とは裏腹に、和葉は蓮の胸にぎゅっと顔を埋める。
蓮(勇斗)
和葉(仁人)
リビングの窓から差し込む夕日が、幸せそうに微笑み合う二人を優しく包み込んでいた。
コメント
1件
ああもう、最終話って書いてあるけど第29話か…! でもこのエピソードだけでちゃんと一つの区切りになってるね。蓮の「距離感バグ」が悪化してるの笑ったw 外で手繋ごうとする大型犬っぷりと、部屋入った途端の鍵閉めキスのギャップがエグい。和葉のツンデレ具合も相まって、夕日に照らされたラストシーンは最高に甘かった。ずっとお前の隣だけ狙ってたって告白、胸熱すぎるだろ…! お幸せに!!🔥