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ヌシ

みなさんどうもこんにちは‽

ヌシ

珍獣夜行と申します

ヌシ

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ヌシ

ではどぞ

nmmn注意

莉犬

卒業式、だねぇ...

さとみ

そうだなぁ

俺と莉犬はそんなのんびりとした会話をしながら登校する

ちなみに卒業式なので持ち物は一切ない

てぶらでのんびりと向かっている

莉犬

さとみくんは寂しいの?

さとみ

え?何が?

質問の意味が分からなかったので、聞き返す

莉犬

学校を卒業する事、寂しくないの?

さとみ

...考えた事もなかったな

ポリポリと頭を掻きながら

さとみ

別に知り合いはいるけど、親友って呼べるような人はいないし

さとみ

お前だって同じ大学だろ?

莉犬

まぁ、そうだね

さとみ

俺の関わる奴の大部分がお前だからさ

さとみ

ぶっちゃけお前さえいれば大丈夫なんだよな

莉犬

...本当にそうかな?

さとみ

...何が言いたいんだ...

莉犬

やーん!さとみくん怖い~!

さとみ

そんなギャルみたいな事を言うんじゃない!似合わんぞお前

莉犬

...そうかな?

さとみ

いやそうだよ...

俺は少し頭を掻いて

さとみ

ほんっと、変わったよなぁお前

さとみ

前まで犬みたいに後ろ付いてきて愛嬌があったってのに...

莉犬

あれ、前みたいな感じの方がよかったですか?

莉犬

どうですか?さとみくん?どうですか?

さとみ

うっ...鳥肌が...

莉犬

...そこまで言う?

さとみ

...まぁ

俺は莉犬の頭をぽんぽんと叩いて

さとみ

お前は今のままでいいよ

さとみ

なんというか、今の方がお前らしい

莉犬

んま、これが素だしね

さとみ

やっぱ前までは媚びてたんだな

莉犬

好きな人を自分のものにするには媚びが必要だと思ったからね

さとみ

...なるほどなぁ、下心たっぷりだな

莉犬

下心のない人間なんていないでしょ

さとみ

...下心なく動く人なんていないだろうしな

下心なく動く人も少なからずいるだろうが、凄く少数だろう

さとみ

急ぐか、今日お前来るの遅かったし

莉犬

普通俺が来る前に起きとくもんだよ?

さとみ

お前が俺を甘やかすから悪い

莉犬

じゃあ大学生になったら起こしに行かないから

さとみ

お願いしますそれだけは勘弁してください

なんかもう莉犬なしじゃ朝起きられない

目覚まし時計なっててもいつの間にか消して寝てるんだもん何してんの自分

莉犬

よろしい。彼女になってあげようか?

さとみ

話の内容が一気に変わってて草

全然関係ない話を繰り出された

莉犬

...駄目?

さとみ

駄目です、莉犬くんは友達止まりです

莉犬

むぅ...ケチだなぁ

さとみ

ごめんな

莉犬

さとみくんが謝る事じゃないけどね

莉犬

あーあー

莉犬

俺もう少し魅力あったら良かったなぁ

さとみ

十分魅力的だよ

莉犬

...付き合ってもないのにそういう事言うのは卑怯だよ

さとみ

事実を言っただけなんだが...駄目か?

莉犬

......知らない

俺から顔を背けて一人歩き出す莉犬

さとみ

おいおい、どうしたってんだよ...

莉犬のその反応に驚きつつ、俺はその後を追うのだった

卒業式も終わり、生徒たちは各々好きな事をしていた

友達と談笑したり、今後の予定を決めたり

そんな中、俺は一人昇降口にいた

さとみ

...あれ?

昇降口で莉犬を待っていたのだが、一向に来ない

さとみ

いっつもだったらあいつの方が早いのにな

でも来ないんだったら仕方ない

さっさと帰るとしよう

待てばいいかもしれないが、昇降口付近にはたくさん人がいる

だが、みんな友達やら恋人やらと一緒にいて、ボッチなのは俺だけだ

故に、居づらい

だから俺は莉犬にメールで

「先帰ってる」

と打って、学校を後にするのだった

ころん

...終わり、かぁ

机に入っていたものを全て鞄に詰め込んで、僕は立ち上がる

今日で高校生活は終わり

色々とたくさんの事があった

たくさんの幸せや、悲しみもあった

ころん

...楽しかったし、辛かったなぁ

そう、辛かったのだ

さとみくんと別れてから

二度と会わないと言ったが、一緒の学校に通ってる以上どうしても視界に映る事はあった

彼を見るたびに、胸が傷んだ

その瞬間が、辛かった

でも、あの子と良い恋愛をしてるならそれでいいと思った

だから、僕はこの傷を負いながら生きていく

きっと、彼を忘れる事は出来ないだろうから

莉犬

なに固まってるの?

ころん

ひっ!?

突然すぐ隣から声が聞こえ、そちらに振り向くと、見知った顔の人がいた

ころん

えと...赤園さん...?

莉犬

莉犬でいいよ

ころん

あ、うん...

この子こんな感じだっけ?

前までは敬語だった気がするんだけど

莉犬

ころんさん、少し話があるんだけど、今時間大丈夫?

ころん

え?あ、うん

ころん

大丈夫だけど

ころん

でも、さとみくんは大丈夫なの?

莉犬

あの人なら先に帰ったよ

そう言ってメール履歴を見せる莉犬さん

ころん

...どうして?

莉犬

理由は後で説明する

莉犬

とりあえずついてきて

ころん

わ、分かった...

そうして僕は莉犬さんの後をついて行く

この人が何を考えてるか分からない

当てつけでもしに来たのだろうか

...分からない、分からない

そんな不安を抱えながら僕はついて行った

ヌシ

おか

ヌシ

投稿を休んでごめん

ヌシ

手刺したからキーボード叩くのがめんどくて

ヌシ

意外と痛かった

ヌシ

ではでは

ヌシ

ノシ

笑いあってさよなら

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コメント

6

ユーザー

あ〜…やっぱり好きだな…大体の浮気とか喧嘩とか別れとかって悪役になる人がいるのに…この作品はみんな辛くてみんなそれぞれを傷つけてるからか…なんかリアルなんだよなぁだからかな?みんな好きなんだよお!もう大好き!!好きすぎる!!愛してる!!!!!

ユーザー

気になる……

ユーザー

初コメ(?)失格します( . .)" 手大丈夫ですか? いつも楽しみに見させてもらってます! 続き待ってますね〜((ヾ( ˙꒳​˙ )フリフリ♡‪𓂃 𓈒𓏸໒꒱

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