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⚠️戦争賛美、政治的な意図、政治思想、思想的な主張は決してございませんのでご了承ください
⚠️史実とは一切関係ありません
⚠️史実ネタでもございません
⚠️すべて、私の妄想です
⚠ATTENTION⚠
・BL ・ソナチ ・🔞ではない ・なんでも許せる方向け
では、どうぞ⬇
会議が終わったあとの廊下は、妙に静かだった。
書類を抱えたまま歩くナチスの隣を、ソ連はゆっくりと並んで進む。
手は、繋いでいない。
それが"後退"ではないことを、ソ連は理解していた。 今日は、ナチスの様子がいつもより硬い。
ソ連
ソ連は歩調を合わせながら、横目で恋人を見る。 眉間に刻まれた癖のある皺。思考に没頭している時の顔だ。
ソ連
ナチ
即答。 だが、目線は一瞬だけ揺れた。
沈黙が落ちる。 重くはないが、張り詰めている。
ソ連はふと立ち止まり、ナチスもそれに気づいて足を止めた。
ナチ
ソ連
言葉を選ぶ。 慎重に、慎重に。
ソ連
ナチスがこちらを見る。 逃げないが、身構えている。
ソ連
一瞬の沈黙。
ナチ
否定はない。 それだけで、ソ連の胸は少し軽くなる。
ソ連
ナチ
ソ連
言いかけて、ソ連は口を閉じた。 "ハグ"という言葉を、あえて出さない。
ナチスは、少しだけ視線を逸らした。
ナチ
淡々とした声。 だが、そこに自嘲が混じっているのを、ソ連は聞き逃さなかった。
ナチ
その言葉が、思ったより早く続く。
ナチ
正直な告白だった。
ソ連は、思わず笑いそうになるのを堪える。 可笑しいからではない。
――愛おしいからだ。
ソ連
ナチ
ソ連
ナチスが怪訝な顔をする
ナチ
ソ連は一歩近づいた。 触れない。 触れないが、距離は詰める。
ソ連
ナチスの肩の前、数センチで止まる。
ナチ
声は少し硬いが、後退はしない。
ソ連
ソ連は、ゆっくりと腕を上げる――が、途中で止めた。
ソ連
ナチスが目を瞬かせる。
ナチ
ソ連
ソ連は一歩下がり、穏やかに笑った。
ソ連
沈黙。 そして、ナチスは小さく息を吐いた。
ナチ
その一言は、とても軽く、そして重かった。
廊下を再び歩き出す。 今度は、ナチスの方から手が伸びた。
指先が、そっと触れる。
ソ連は何も言わず、その手を握り返した。
ソ連
腕を回す日が来る。
"だが、それは“我慢の終わり"ではなく―― "二人で選んだ結果"であってほしい。
ソ連はそう願いながら、恋人の手の温度を確かめた。
舞海
舞海
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舞海