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それは、なんてことない 休日の朝

昨日の仕事の疲れを引きずりながら 俺は目を覚ました

翔太

…んん-…

翔太

っ…眩し…

日がだいぶ差している時間に 起きるのは背徳感がある

お腹空いたなー… 早くごはん食べたい

翔太

(涼太起こすか)

そう思って 寝返りを打ち

隣を見た

翔太

翔太

は?

翔太

誰?

??

…んー…

俺の隣で寝ている 謎の男

その目がぱちりと開く

??

…あ

??

おはよ

翔太

…え、

翔太

俺じゃん

きりっとした眉も 垂れた目元も

そして…口のほくろまで 全部一緒

鏡写しの俺が目の前にいた

翔太

いやいや…え?

翔太

あ、これ夢か

??

違うって笑

??

俺だよ、

ショウタ

渡辺翔太

翔太

…マジで俺なの?

翔太

ドッペルゲンガーってこと?

ショウタ

んー…正確には、翔太の一部?

翔太

…???

ますます 意味が分からなくなってくる

ショウタ

説明めんどいからとりあえず下行かない?

ショウタ

涼太起きてるし

翔太

あぁ…うん

涼太のことも知ってるのか…

まぁ俺だもんな

先を歩いていた もう一人の俺が

先にリビングへ入っていった

翔太

(あ、これ)

翔太

(俺入りにくくなったじゃん…)

先に入っていった俺が どんなことをするか

聞き耳を立てることにした

ショウタ

涼太おはよ~…

涼太

ん、翔太おはよ

涼太

…っ、え…?

涼太

何?寝ぼけてるの?

翔太

(ん…?)

ショウタ

こういう気分なの

ショウタ

だめ?

涼太

全然いいけど笑

涼太

でも珍しいね

涼太

自分から抱きついてくるなんて

翔太

(は!?)

翔太

ちょ、何してんだよ!!

思いっきりドアを開けると

キッチンにはこっちを びっくりしたように見る涼太と

後ろから抱き着いている 俺の姿が

涼太

は…

涼太

え、翔太…

涼太

翔太が2人…?

目に見えて 混乱している涼太

翔太

あー…えーと

翔太

なんていうか…

翔太

朝起きたら俺そっくりのやつがいて…

涼太

えぇ…?

ショウタ

何その言い方

ショウタ

俺が偽物みたいに言うのやめろよ

翔太

いやだって

翔太

俺の方が本物だし…

てか 俺には冷たいくせに

なんで涼太には こんなにべたべたしてんだよ

涼太

…ま、まぁ

涼太

朝ごはん食べる…?

火花を散らしながらも とりあえず俺たちは席についた

涼太

…にしても、不思議な状況だね

涼太

翔太が二人、なんて…

涼太からしてみれば おんなじ姿の二人が

目の前でご飯を食べているのが 面白いらしい

翔太

(…あ、そういや今日のトースト)

翔太

(ジャムがいつもと違う…)

もしかして涼太の手作り?

めちゃめちゃ好きな味…

翔太

(どうしよ、言おうかな…)

言おうとしたけど こんな些細なことでも 俺は言うのが恥ずかしくて

出かかっていた言葉を 飲み込んでしまった

翔太

(…まあいっか)

ショウタ

…ん

ショウタ

これ、ジャム変えた?

涼太

あぁ、うん

涼太

作ってみたんだけど、どうかな?

ショウタ

めちゃめちゃうまい

涼太

本当?よかった

ショウタ

作ってくれてありがと

涼太

どういたしまして、笑

涼太

翔太が素直だと変な感じだね

翔太

(…は、)

翔太

(なにこいつ)

翔太

(めっちゃムカつく!!)

言いたかったこと 全部言われたし

なんで涼太も 嬉しそうな顔してんだよ

翔太

(ほんとの俺はこっちなのに、)

…でも確かに

”美味しい””ありがとう” でさえ言えない俺って

最悪だよな…

ショウタ

ねー涼太

ショウタ

今日休みじゃん

ショウタ

スーパー行くでしょ?

涼太

あぁ…うん、買い出ししてくるよ

ショウタ

俺もついてく

翔太

(それも俺が言いたかったやつ…!)

最近二人で外出ってなかったから 一緒に行きたかったのに…

涼太

え、翔太から言ってくれるの珍しいね

涼太

いいよ、行こうか

ショウタ

うん

翔太

(…にしても腹立つ)

翔太

(自分のヅラで涼太に取り入ってんのがやだ)

涼太

…あ、えっと

涼太

翔太も行く?

この”翔太”は 俺に向けられているみたいだ

翔太

…別に

翔太

俺はいい

翔太

そっちの翔太と行って来いよ

涼太

えっ…

翔太

そっちの俺と行った方が楽しいだろ

涼太

そんなこと…

翔太

とにかく、俺はいいから

涼太

…そっか

視界の端に 涼太の悲しそうな顔が見えたけど

俺はすぐ そっぽを向いた

翔太

俺ちょっとやりたいことあるから

翔太

部屋行ってる

俺は食器を キッチンのシンクに置いて

自分の部屋へ戻った

※ここから区別をつけるため いつもの翔太→翔太 デレデレ翔太→ショウタ になります

あぁ… 機嫌損ねちゃったかな

涼太

(どうしよう…)

涼太

(無理やりにでも一緒に行った方がいいのかな?)

涼太

(でも嫌がるか…)

ショウタ

…涼太?

ショウタ

大丈夫?

俺の服の裾を掴んで ショウタが顔を覗いてくる

涼太

あっ…あぁ

涼太

大丈夫

目の前のショウタは 確実にいつもとは違う

でも全く違うかと言われれば そうではなくて

あの翔太が そのままデレデレになったような…

涼太

…ねぇショウタ

ショウタ

涼太

ショウタはさ…

涼太

一体何なの?

ショウタ

俺?

ショウタ

俺は…翔太だけど、

涼太

…?

ショウタ

まぁ簡単に言えば…

ショウタ

渡辺翔太の”本音”の具現化?

ショウタ

みたいな

翔太の本音…

涼太

…それはつまり

涼太

翔太がしたいこととか、言いたいことを

涼太

ショウタが全部やってる…ってこと?

ショウタ

ショウタ

今で言ったらね…

ショウタが 目の前に近づいてきて

がばっと抱きついてくる

涼太

っ…?//

本来の翔太でなくても 翔太の見た目でハグされると

慣れないばっかりに 心臓が跳ねる

ショウタ

涼太に触れたい、

ショウタ

ぎゅって抱きしめたい、

ショウタ

もっと俺に構って、

ショウタ

…って、思ってる

涼太

…!

ショウタ

早く行ってあげたら?

ショウタ

そろそろ翔太泣き出すんじゃね、笑

涼太

えっ…

翔太が泣くって よほどのことだ

そんなに悲しかったのか、

自分と同じ姿のやつが 俺と仲良くしているのは…

涼太

分かった、すぐ行く

涼太

ありがとうショウタ

ショウタ

んー

ショータは ふらっと手を振って

俺を送り出した

あずさ

おつかれさまでした!

あずさ

ふと思いついちゃったので書きました笑

あずさ

次回後編で完結です!

あずさ

いいねコメント、フォローぜひ✨

あずさ

ばいばーい

この作品はいかがでしたか?

1,240

コメント

25

ユーザー

早く続き見たいです! お願いします!

ユーザー

デレしょっぴーは、寂しくないのでしょうか...😭気になるわになるカーニバル

ユーザー

続きが気になりすぎて ハゲそうです

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