TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

ガラガラガラ…

ひより

おかえりー

ただいま戻りました

莉乃

ただいま

莉乃

飲み物翔くんから受け取って

ひより

え?あ、えぇ

ひより

何があったの?

莉乃

自販機の所で優月たちにあった

ひより

え!?

ひより

何かされたの!?

莉乃

まぁね

俺が見た時はあの女が自分の頬を殴って莉子…莉乃さんのせいにしてたんです

ひより

あの子本当に最低なことするわね…

それでその音に気づいた奴らが…

ひより

莉子の言葉を聞かずに罵声を浴びせてたのね

莉乃

よくわかったね

そして無抵抗の莉乃さんを突き飛ばして、そこで俺が耐えられなくなって駆けつけたんです

ひより

突き飛ばされたの?!
怪我はない?

莉乃

大丈夫

莉乃

莉乃だったらあんなのなんともないけど、私は莉子だったから

ひより

そう…よかった

莉乃

ごめんね心配かけて

ひより

そんなことで謝んないの

ひより

それより翔くんは怪我ない?

あ、全然大丈夫ですよ

莉乃

本当に?

莉乃

直樹のパンチ片手でとめてたけど

あんなのまじで痛くなかったよ

ひより

あらすごい

莉乃

うん…

莉乃

ふぁーあ

ひより

眠いの?

莉乃

うん。

莉乃

こんなに入れ替わっているの久しぶりだから

ひより

だったらベット使っていいから

ひより

身体休めな

莉乃

うん

莉乃

ありがとう

莉乃

おやすみ

おやすみ

スゥ…スゥ…スゥ…

ひより

莉乃…

ひより

翔くんさっきはありがとうね

い、いや全然大丈夫ですよ

それよりさっき俺が駆け寄る直前莉乃さん泣きそうになってたんですよ

ひより

莉乃が?

はい…

ひより

莉乃が、泣くなんて

ひより

多分莉子がどんな思いだったのか改めて知って、何も出来なかった自分が悔しかったとかよね

なるほど…

莉乃さん大丈夫でしょうか

ひより

うーん。どうだろう

ひより

このまま莉子を演じるのは難しいかもしれないね

ひより

いつか爆発する

本人たちの前で

ひより

でも私たちがここてあーだこーだ言っても、なんにもならないし

そうですね

ひより

さてと私は仕事しなきゃ

じゃあ俺はゲームしてます

ひより

りょーかい

ひより

誰か来たら面倒だからベットの方にいってカーテン閉めてな

分かりました

ピンポンパンポン 佐伯先生、佐伯先生お電話が来ています。 至急職員室に来てください

ひより

えぇ

ひより

なんてまこんなに最近電話くるのかな

ひより

はぁ行ってこよう

ガラガラガラ

コンコン

透流

失礼します

透流

て、先生さっき呼び出されてたしいないか

雅人

優月大丈夫か

優月

うん…ちょっとひりひりする

透流

じゃあ手当するからそこに座って

優月

うん

よく見て見たらゆーちゃんの頬は腫れていて、それに引っかき傷もあって結構ひどい

これは莉子にやられたとゆーちゃんは言っていて、確かにあの場に莉子はいた

それでみんなで莉子のことを責めて、俺も便乗してたけどよくよく考えるとおかしい所がでてくる

たしか莉子はペットボトルのジュースを2つと紙パックを1つ抱えるようにして持っていた。

それにこの引っかき傷は爪が長くて尖ってないと出来ないような

莉子はたしか料理するのが好きだからって爪はみじかくしている でもゆーちゃんは爪を装飾するため伸ばしている

まさか… いやいやでもゆーちゃんがそんなことする理由は?

莉子の印象を悪くするため?

だめだめ 俺は姫のゆーちゃんを信じてあげなきゃ。 …でも莉子、りっちゃんも姫だったんだよね

いつも笑顔で滅多にその笑顔を崩さないのに、悲痛な声で無実を主張していたりっちゃん。 あの言葉を言ってしまった時の苦しそうな悲しそうな表情を浮かべるりっちゃん。

でもそんな彼女を俺らは嘘つき呼ばわりして追い出した。

優月

透流?

透流

ん?

透流

あ、ごめんごめん

ゆーちゃんの声で我に返った俺はゆーちゃんに湿布を貼る

優月

ありがとう!

透流

ううん

雅人

じゃあそろそろ戻るぞ

優月

えぇーもうちょっといいじゃん

優月

ここに居ようよ

直樹

だめだ

直樹

もうすぐ先生が戻ってくる

透流

先生?

透流

別に戻ってきてもいいでしょ

雅人

そうだよ。
俺も可愛いあの先生に会いたいし

直樹

違うんだ

直樹

佐伯先生はどちらかと言うと莉子よりなんだよ

直樹

莉子に何言われたのかは知らねーけど

直樹

だから俺らのことはよくは思ってないみたいだ

透流

それでも先生だろ?

透流

そこはちゃんとするだろ

ガラガラガラ

ひより

騒がしいけど誰かいるのー?

ひより

ってあら

ひより

どうしたの?

透流

雅人

佐伯せんせーい

直樹

ひより

はいはい

ひより

で誰か怪我しちゃったの?

優月

あ…私が

ひより

ほんとだ!

ひより

でも自分たちで手当してたのね

透流

勝手にすみません

ひより

ううん

ひより

大丈夫よ

ひより

でも今ここで体調不良で寝ている子もいるから早く戻りなさい

透流

分かりました

雅人

えぇー

雅人

俺先生と話したーい

ひより

いいから、ほら行った行った

ガラガラガラ…バタン

雅人

ちぇっ

雅人

まぁとりあえず春樹たちのもとに戻るか

直樹

だな

優月

うん!

体調不良であそこで誰か寝てた? もし直樹の言っていたことがあっていれば、もしかしたらあそこで寝ていたのはりっちゃんかもしれない…

雅人

透流?

雅人

どうかしたか?

透流

あ、ううん。なんでもない

直樹

じゃあ行くぞ

透流

うん

もやもやする考えに蓋をして雅人たちと春樹たちの元へ向かった

この作品はいかがでしたか?

230

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚