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その日の放課後

留美はファンクラブの子達 の中心メンバーである3人に呼び出されていた。

コノハ

和田さんさーなんで自分が呼ばれたか分かる?

和田 留美

な、なんでですか、ね……?

シズカ

はははっ!こいつほんと鈍いじゃん‪w

和田 留美

え、え…

アイナ

ただ私らが言いたいことは1つのみ

和田 留美

…なんですか……?

祐樹様に近付くな

アイナ

ってことよ

シズカ

幼馴染だからって調子乗りすぎなのよ…!

シズカに突き飛ばされる留美

和田 留美

きゃ……!

コノハ

何がきゃよ‪

シズカ

あんたさ、ほんと見てるだけでウザイのよ

コノハ

祐樹様に好かれてるって勘違いしてるんじゃないの?‪w

シズカ

妄想もはだはだしい

アイナ

と に か く…!

アイナ

あたし達の祐樹様とはもう関わらないこと…!!

和田 留美

ど、どうして…

アイナ

どうしたもこうしたも無いわ

シズカ

約束なんだからね!

アイナ

アイナ

約束破ったら……分かってるわよね??

和田 留美

和田 留美

わ、分かりました…っ

シズカ

それと、あんたのせいで

シズカ

私ら全員、祐樹様に縁を断ち切られたのよ…?!!

和田 留美

そ、それは……っ

シズカ

どうせ誘惑したんでしょー?

コノハ

クソ女のくせして!

和田 留美

ちっ違う…っ!!

シズカ

返事は「はい」でしょ!!

和田 留美

は、い……

和田 留美

(違うのに……誘惑なんてしてない…)

コノハ

ふん!分かればいいのよ

シズカ

さ、もう行きましょ

アイナ

……和田さん

アイナ

少しでも祐樹先輩に近付いたら…私の彼ピッピに言いつけてお仕置してもらうからね?

和田 留美

(……っ…気をつけなきゃ)

数日後──

それから留美は祐樹先輩を避けるようになった。

いつものように祐樹先輩は教室に入ってくるが…

羽山 祐樹

留美ちゃん、今日も一緒に───

アイナ

じゃあアイナっち達と食べようよ~?

シズカ

そうだよ~お!

コノハ

あんなやつほっといてさぁ……ね?

祐樹先輩の腕を掴み 胸を押し付ける3人

羽山 祐樹

は?うぜぇってそーゆーの

祐樹先輩は留美の後を追い 教室を出ていった。

和田 留美

はぁ…はぁ……っ

和田 留美

羽山 祐樹

や、やっぱここにいたか…っ

和田 留美

ゆっ祐樹先輩…!!

羽山 祐樹

突然俺のこと避け始めて

羽山 祐樹

なんなの急に

和田 留美

別に避けてなんか……っ

ダンっ

フェンス越しに責められ

羽山 祐樹

……避けてんじゃん…

羽山 祐樹

…もしかして俺が怖いとかそういう感じ……?

羽山 祐樹

なら言って欲しいし…嫌なとこあるなら治すし……

和田 留美

ど、どうしてそこまで、私に構うんですか…!

羽山 祐樹

好きだからって言ってるでしょ

羽山 祐樹

俺、本気だよ……?遊びじゃない

羽山 祐樹

それだけは信じて欲しい

和田 留美

そんなこと……この間から先輩のことは信じてます……

和田 留美

ただ…私が先輩といることで嫌な気分になる子が、鬱ぎ込む子がいる

羽山 祐樹

羽山 祐樹

んなことで無視しないでよ……

和田 留美

そんなことって言われても…っ!

羽山 祐樹

んなの、俺が守ってあげるに決まってるじゃん

和田 留美

…っそれは…

和田 留美

(……っ心までイケメンすぎた)

それから留美は祐樹先輩が着いていると思ったら怖いモノにも抵抗できた。

シズカ

あんたさ!なんで今日祐樹様と喋ってたのよ!!

和田 留美

も、もう……貴方たちの言うことは聞きませんから…!

和田 留美

それでは…!

アイナ

あーもう、頭きたわ

コノハ

やっちゃう?‪w

アイナ

やろやろ

アイナ

アイナ

先生ーー!!!

先生(アイナの彼氏)

アイナちゃん…もしかしてヤってもいいって子かい?

アイナ

ええ…存分にやっちゃって頂戴…?

バタン

和田 留美

ちょ、ちょっと待って!アイナさん……っ!!?

空き教室に先生と2人きりに 閉じ込められた留美

先生(アイナの彼氏)

キミは確か1年の和田留美ちゃんだったよね

和田 留美

せ、先生…?

和田 留美

(どうして脱いで……)

先生(アイナの彼氏)

ぐへへ……!!

和田 留美

…はっ!?

留美に段々と近づいてくる パンイチ姿の先生に

恐怖からか腰が抜けて 立ち上がって逃げれない留美。

和田 留美

い、いや……やめてください…!

先生(アイナの彼氏)

ヤらせてくれたらアイナたちにもキミに関わらないように言ってあげるからさ~?

和田 留美

こっ来ないで…っっ……!!!

先生(アイナの彼氏)

ぎゃーぎゃーうっせぇな!

先生(アイナの彼氏)

黙って脱げよ!!

和田 留美

う……っ!

留美は逃げなきゃナニカが殺される と思い、咄嗟に立ち上がり逃げ回る

和田 留美

(やだ……怖い、怖い……)

先生(アイナの彼氏)

自分で脱げないなら特別に先生が手伝ってやるよ…!!!

留美の腕を引っ張ると 直ぐ側の机に押し倒し

和田 留美

きゃあ…!!

留美の服を無理やり脱がそうとしてくる

和田 留美

や…っ……!やめ…っ……

和田 留美

(全然、振り払えない……!)

和田 留美

いや…やめてください…っ!!

先生(アイナの彼氏)

黙れ…!!

スカートを勢いよく下に下ろされ

シズカ

マジで今頃あの女ヤられてるかもね~‪w

アイナ

ほんとあの留美って野郎にはムカついたからね

コノハ

襲われて当然‪w‪w

長野 三玖

ねぇ貴方たち?

コノハ

みっ、三玖様…!

コノハ

どうしてここに……っ!

アイナ

え、えっあえ、三玖様…っ?!

長野 三玖

私の可愛い可愛い…留美、知らないかしら~?

アイナ

しし、知りません…!!

長野 三玖

嘘は嫌いよ

長野 三玖

留美はどこにやったの

シズカ

ひいいぃ…!!!

コノハ

に、2階の空き教室…っです

長野 三玖

貴方たち、明日、覚えておきなさいよ…?

殺意のあるような 目で3人を睨みつけると 直ぐに留美の元へと向かった

触られそうになったとき

和田 留美

いっいや、誰か…!誰か助けて…っっ!!!

和田 留美

誰か……っっ!!

和田 留美

(祐樹先輩……っ助けて…!)

先生(アイナの彼氏)

ははっ!もう生徒は帰らせてある

先生(アイナの彼氏)

誰も助けなんか来ねぇえよ

和田 留美

いや……っ、祐樹先輩…

先生(アイナの彼氏)

あの男も今頃アイナっちとヤってんじゃねぇか?‪w‪w

和田 留美

…せ、先輩はそんなことしませんよ……っ!!

先生(アイナの彼氏)

はは、あのチャラ男だぜ?

和田 留美

貴方には分かりませんよ…!!

留美は精一杯の力で 先生を押し倒し先生から離れることに 成功し、急所を蹴った

先生(アイナの彼氏)

んがぁあクソがぁぁぁぁあ…っ!

そして留美は全力で廊下を走り 階段を降りていた時

長野 三玖

留美!大丈夫…?!

和田 留美

えっ!三玖…?!

和田 留美

もうみんな帰ってた筈じゃ…

長野 三玖

ちょっと心配で祐樹様のファンクラブの奴ら見張ってたのよ!

長野 三玖

そんでさっき校門から出て来るの見たから問い詰めて留美探しに来たんだけど

長野 三玖

その様子だと、まだ落ち着いてないわね

長野 三玖

今日は送ったげる

長野 三玖

執事が外に車用意してるから

和田 留美

あ、ありがとう…

長野 三玖

はい留美、到着よ…♪

和田 留美

和田 留美

送ってくれてありがとね……!

長野 三玖

いえいえ、じゃあ今日はゆっくり休みなさいね

和田 留美

なんだか……なんでなのかはわからないけど

和田 留美

祐樹先輩と話したい…けど

和田 留美

(って!私ってば何言って……)

和田 留美

多分疲れてるんだな私……笑

和田 留美

宿題まだやってないけど…明日の朝早くやればいっか

和田 留美

今日はもう寝よ…っと

留美の母

ちょっと留美ちゃん!早くご飯食べないと遅刻するわよ~

和田 留美

ええっもうこんな時間…!?

和田 留美

もうなんで母さん起こしてくれなかったの…!

留美の母

何回も起こしたじゃな~い…

留美の母

…って、そろそろ私も出なきゃいけない時間ね……!

和田 留美

あれ?今日ってシフト入ってたっけ…?

留美の母

今日はちょっとね~

和田 留美

ていうかよく見たら母さんいつもよりお洒落してない?

留美の母

…実は今日、この前婚活パーティーで会った人とデートなのよ~♪

和田 留美

えっ、そうなんだ…!?

和田 留美

母さん頑張ってね…っ!

留美の母

留美ちゃんありがと!

留美の母

じゃあ私は行ってくるわね

和田 留美

は~い

和田 留美

って、呑気にご飯食べてる場合じゃなかった……!

和田 留美

早く学校行かなきゃ…!

和田 留美

(……ヤバい、宿題終わってない…っ)

和田 留美

(まっまぁ、学校でやればいいよね……!)

和田 留美

先生すみませんお婆さんを助けてたら遅刻しちゃいまし───…って

和田 留美

あれ、先生まだ来てない…?

長野 三玖

おっ留美!おは~

和田 留美

おはよ

長野 三玖

先生まだ来てなくて良かったね‪笑

遅刻しそうになり慌てて 教室に入ったが、先生の方も 遅刻していたのは幸運だった。

留美のクラスの担任

ごめんなさ~い、ちょっと遅刻しちゃったわ

留美のクラスの担任

さ、HR始めますよ~!

昼休み──

留美は祐樹先輩のいる3回の教室に向かった

長野 三玖

(これはまさか…留美ってばとうとう気になり始めたのかしらぁ…)

長野 三玖

(うふふっ…留美も恋する乙女かしらね♪)

祐樹先輩の教室にて

和田 留美

すみませーん…祐樹先輩いますか…?

ドアからひょっこりと顔を出し祐樹先輩を探していると

羽山 祐樹

って、え?留美ちゃん…?!

祐樹先輩が少し驚いた顔で 駆け寄ってきた

羽山 祐樹

わざわざ来てくれたの?3階まで

和田 留美

はい、先輩!お昼、屋上行きましょ

羽山 祐樹

えっ、あ、うん…

羽山 祐樹

(なんかいつもよりヤケに強引な気が……?)

屋上にて

羽山 祐樹

あれ、でも留美ちゃんお弁当は?

和田 留美

あ、実は…今日遅刻しそうになったので

和田 留美

母さんもちょっと…お出かけ、で急いでたし

和田 留美

購買で買えばいっかって思ってたんですけど…

和田 留美

財布忘れてることに気付きまして…笑

羽山 祐樹

えぇ…おっちょこちょいすぎでしょ~

羽山 祐樹

俺の弁当分けてあげよっか?笑

食べかけの卵焼きを箸で差し出し また祐樹先輩はからかっているようだったが。

和田 留美

ほっ、ほしいです…

パクっ

羽山 祐樹

る、留美ちゃん?今のは冗談で…

留美は先輩に密着して 物欲しそうな目で見つめる

和田 留美

先輩…祐樹先輩…っ

羽山 祐樹

る、留美ちゃん……離れて…

羽山 祐樹

(今日の留美ちゃん一体どーなってんの…!!)

和田 留美

やだ…離れたくない…抱きしめてください…っ

理性が持たなくなると思い 留美を力ずくで離す祐樹先輩

羽山 祐樹

留美ちゃん、もうやめて?…ね?

和田 留美

いや、やだ…

和田 留美

はぁ……っ、はぁ…

和田 留美

お願い…、だか…ら…っ

留美は急に息苦しそうにし始めた。

羽山 祐樹

留美、ちゃん…!?

羽山 祐樹

(顔も首元も熱い……それに、なんか…)

和田 留美

ゆぅ…き、先…輩…っ!

羽山 祐樹

(もしかして留美ちゃん…っ)

和田 留美

お願い…だか、ら…ぁ、キスして…っ

羽山 祐樹

羽山 祐樹

(なにこれ、俺に発情してる……っ、?)

‎【Sad love】留美ちゃんは祐樹先輩依存症【連載終了】

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