テラーノベル
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誰もが心に欠けたものを持っている。 それを見ないふりして、笑うのが上手くなっただけ。 今日、その “欠片” を見せ合う時間がやってくる。
作者
チャイムが鳴る少し前。 教室のドアが静かに開いた。
mz
その声に、空気が止まる。 三日ぶりのまぜ太だった。 目の下のクマ。 少し痩せた頬。 でも、目だけはちゃんと前を向いていた。
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おでは、立ち上がる。
あっとも、小さく手を挙げて笑った。
mz
その一言で空気がやっと動き出した。
キーンコーンカーンコーン
1限目が始まる合図のチャイムだ
教師
教師
ざわめく教室。 冗談を言う者も、ペンを止める者もいた。
おでは、書けずにいた。 「欠けてるもの」なんて、 思い浮かべた瞬間、涙が出そうで。 あっとは静かにペンを走らせる。
『優しさを信じる勇気』
そして、まぜ太の紙には一行だけ。
『俺自身』
提出された紙を、先生が一枚ずつ見ていく。 その表情はどこか痛そうだった。
教師
教師
その言葉に、全員が息をのんだ。
放課後。 夕焼けの廊下に、俺とけちゃが二人きりになった。
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mz
kty
mz
俺らの影が、ゆっくり重なって、 赤い光の中で静かに揺れていた。
コメント
6件
感動泣(T . T)うぅ〜っまぜち〜!