TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
あなたは彼氏候補にもなりません!

一覧ページ

「あなたは彼氏候補にもなりません!」のメインビジュアル

あなたは彼氏候補にもなりません!

5 - あなたは彼氏候補にもなりません! 5

♥

321

2019年10月10日

シェアするシェアする
報告する

花奏

誰かさんのせいで彼氏が遠のいた…

涙目でワイシャツのボタンを上までしめていうあたしに隣にいる澤本君は言う

なんで?あれの傷はまだ癒えてないよ

こいつ!!人の気も知らないで

花奏

だからってキスマつける理由いはならないでしょ!

この大人びた顔といい身長といい

澤本君のすわったときの状態とあたしの膝立ちの高さがちょうどいいサイズだったりする

花奏

ふん!もうしらない!

いろんな意味で勢いよく鼻を鳴らして空き教室のドアを開けようとした

花奏

……ったああい

しかし、開かなくて開くつもりで歩き出していたあたしはドアに衝突

花奏

い、痛い

痛いって言うのはこういうことを言うんだよ

どうやら、扉の上のほうを澤本君が押さえいたみたい

花奏

ちょっとなにすんのよ!

勢いよくふりかえった。 数週間前までは、面と向かって立つことすらできない人だった。

でも今はそんな彼と向き合い、なぜか彼があたしへと背を曲げている

花奏

え、ちょ!

長い背中を折って、ドアの前に立つ彼

それが何の序章かわかってしまうあたしは、やっぱり小説の読みすぎだななんて

花奏

え、ちょ!?

花奏

……んっ…!?

そうして予想が当たり、触れた唇

なぜにキス!?

ぽかんとするあたしに、澤本君は不敵に笑った

じゃあ明日は揚げ物よろしくね

と言い残し彼は空き教室から出て行ってしまった

莉子

花奏ちゃんそれは災難だね

花奏

これがセクハラ事件&あたしのファーストキスだね

穂乃果

キスマはアウトだね

綾香

セクハラで訴えてくれてよかったのに

莉子

セクハラて…ふふ

詩織

今からしたらあの蓮がそんなことって考えられないよね

ひより

いや、あのころからだよ!

穂乃果

やっぱり、甘えん坊な姿は花奏ちゃんにしか見せないってことね

穂乃果

ちょっと羨ましい

詩織

何言ってんだか、ふうまくんなんて常にそんな甘えてる感じでしょう?

ひより

うんうん。でも蓮は信じられないよね

花奏

そうかな?
今と大差ないけど

綾香

兄がすみません…

花奏

それはぜんぜんいいんだよ!

ここは紫蘭の倉庫

今日は紫蘭の幹部たちの世代交代の集まりでみんなで集まっている

ちなみにここにいる私たちは紫蘭の幹部達を追い出して幹部室で健さんたちを追い出して座談会

こんな事が出来るのは多分私たちくらい

それとここにいるメンバーは誰かしらの彼女で

花奏ちゃんが蓮くんの彼女で、 詩織さんが葵くんの彼女 そして穂乃果ちゃんが風真君の

健さん以外に彼女がいるなんて聞いてなかったけどみんなすごく仲良しでもともと仲良しさんみたいな感じ

私のこともみんな受け入れてくれて本当にいい人達ばかり

そして今は私がなれそめが聞きたいって言ったことで始まったみんなの馴れ初め大会。

莉子

みんなのお兄さんてきな蓮君が…

穂乃果

考えられないよね!

詩織

花奏の虚言の可能性もあるわよね

花奏

失礼な!

ひより

まぁまぁ

綾香

お兄ちゃんは昔から意地悪でしたよ

莉子

ぶ!続きは?

花奏

よしよし!じゃあ続きね!

女子トークなんてできるなんて思ってもなかったから本当に楽しくて、ついついがっついちゃうけど

莉子

あ、でも翔たちしたに置き去りだけどいいの?

ひより

平気よ

穂乃果

うんうん

詩織

今はそんなことより女子トーク大事

莉子

だね!

花奏

じゃあ続きいっくよー

莉子

おー!

今は女性軍団に幹部室から追い出された男軍団はみんなで買い出し中

へっくしゅん!
花奏たち俺の話でもしてんのかな…

ああ、確かに花奏ちゃんなら喜んで話してそうだね

不安しかない…

でも、まさかひよりたちが意気投合して、みんなで追い出されるなんてね

花奏とかもう24の莉子ちゃんや綾香からしたら、おばさんたちがねと恋バナなんて

でも、莉子すごく楽しそうでしたよ

だね

それなら詩織も珍しくテンション高かったな

この人たち今まで彼女がいるそぶり見せなかったのに、今はこんなにぺらぺら話してるのがなんか信じられなくて少し違和感

風真

まぁよかったんじゃない?

風真

でも、超絶不機嫌な人が一人だけいるけど

あはは…

一人だけ…そう

朝陽

ちっ!みんなしてのろけやがってよ

朝陽

くそー!

ごめんごめん

ていうか、お前の場合日ごろの行いだろ

朝陽

う、うるせー!

そう、この中でただ一人彼女が出来てない朝陽さんの機嫌がすこぶる悪い

朝陽

翔君は、俺の仲間だと思っていたのにさ

お、俺ですか!?

朝陽

そうだよ!莉子ちゃんと付き合ってさ!?

完ぺきな八つ当たりじゃん

かわいそうー

風真

どんまーい

皆さん全然思ってないですよね?

あ、ばれた?

とにかく俺らはゆっくり歩いて帰ったらいいんじゃないかな

風真

たしかにー
早くに帰ったら逆に怒られそうだし

寄り道しまくろうか

ですね

なんて莉子たちに気を使って寄り道することになったけどその間に莉子たちが、自分たちの馴れ初めなんて話しているんて知らずに 戻って莉子たちに詳しく聞いて恥ずかしくなるとは

思ってもなかった。 早く帰っておけばよかった

朝陽

リア充爆発しろおお!

そして朝陽さんの迷惑な叫びが倉庫からの住宅街に響いた

あなたは彼氏候補にもなりません!

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

321

コメント

1

ユーザー

翔くん久しぶりだー!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚