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2件
イラストめちゃ好きです! 続きが楽しみです!
2人は気配と足音を消して歩く。
口元を血で濡らした彼をつける。
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堕天使が青鬼に手招きする。
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小声で囁く。
青鬼が木と木の間を見ると、 スーツを着たキメラが向かってきていた
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キメラが赤い彼に低い声をかける。
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赤い彼の目から水が流れ落ちる。
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泣きながら笑っていた。
その口には他の歯よりも鋭い 八重歯が生えていた。
キメラが赤い彼を乱雑に放り投げる
彼の後頭部が壁に打ち付けられる。
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キメラの足が彼の頭を踏む。
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キメラが扉を勢いよく閉める。
きっと苛立っているのだろう。
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さっきのことを思い出す。
自分に話しかけてきた少年2人は、 なんだったんだろう。
なんのために、 自分を心配したんだろう。
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目を閉じ、青鬼が渡してくれた マフラーの切れ端を握る。
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…扉の向こうに誰かいる。
まだ支配人が居るのだろうか。
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扉が部屋の内側に倒れ込む。
堕天使が蹴って壊したのだろう。
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青鬼が彼を促す。
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赤い彼が肩で息をする。
細くて薄い身体だから、 体力が無いんだろう。
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青鬼がそう言うと彼は目を見開いた。
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足を立てて下を向く。
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悪魔は握っていたマフラーの切れ端を 2人に見せる
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悪魔が堕天使にそれを手渡す。
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悪魔が遠慮がちに微笑んでみせた。
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悪魔が視線を赤い花に移す。
あまり外でゆっくりした事が ないようで、花をじっと見ていた。
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堕天使が悪魔の足にマフラーを キツく結ぶ。
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まだタメ口に慣れていないようだが、 頑張って使っている。
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俺は頭の中に聞こえる声を、 "神の声"と呼ぶことにしている。
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堕天使が煙草1本とライターを出す
煙草を咥える
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堕天使が慣れた手つきでライターを 使おうとする
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マフラーを巻いた足で悪魔が立ち上がる
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悪魔が右手を煙草の下に持っていく
右手の親指と中指を合わせる
パチンッ、
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丁度いい火力で煙草の先から煙が出る
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煙草の煙が高く登っていった。
おまけ ※主のイラストです
bd「なんか青鬼っぽいことしてや」
bd「……青鬼…?」