朝陽
……こんの馬鹿野郎
今かっこよく帰ってく途中だろうが…
莉子
莉子
朝陽
佐々木くん
あーあ、反応しちゃったやん
朝陽
あぁ。そんなことか…
みんなもそう思ってたのか私に目を向ける
佐々木くん
佐々木くん
佐々木くん
莉子
佐々木くん
佐々木くん
莉子
朝陽
朝陽
健さん
朝陽
綾香
朝陽
莉子
健さん
朝陽
莉子
綾香
綾香
朝陽
最近なくことなんてなかったのに
でももう大丈夫。 こらからは全部が終わるまでもう泣かないから
優しさってある意味私の1番の弱みだなぁ
そんなことを思いながらいつの間にか寝てしまっていた
みんな いつも守ってくれてありがとう
あの時いつの間にか寝ちゃってたみたいで朝気づいたら自分の部屋で寝ていた
多分、ひよりちゃんが送ってくれたのかな
なんてぼーっとする頭で考えながら教室に入る ま、え、に!
一体なに!? なんで今日はこんなに注目されてるの!?
コソコソしてるつもりだけど聞こえちゃってるよ?
女2
女1
女2
女2
あのことってなに? 気になってゆっくり歩いてみる
女1
女2
女1
女2
女2
え、ちょっとまって? なんで今になってこんな話が?
でも知ってるのはまだ少人数みたい。 なんで?誰がこんなこと…ってあ!
さっきから挙動不審な行動をしてるからいつにもまして視線を感じるけど
その中の何人かは動揺したような感じだった
まぁいいか。今更どうなっても交戦はあるわけだし
綾香来ないなーなんて思いながら教室のドアを開けようとしたら、向こう側に誰かいたみたいで勝手に扉が開く
そこにいたのは優月だった。 びっくりして目を見開く
それは向こうも同じみたいで目を見開いた
そしてなすすべもなく、ドンッと私達はぶつかった
歩き出していた優月と止まっていた私がぶつかったってことは私がもちろんバランスを崩すわけで
後ろにドサッと尻もちを着いた
目の前にいる優月は珍しく動揺したような顔で私を見ている
うるさかった廊下と教室はしーんとなる
だって結果だけ見てた彼らからすると優月が私のことを突き飛ばした図ってことになるから
莉子
でもそんなことに、気づかずに1人ですくっとたってスカートをはたいてやっと周りに気づいた
莉子
何が起こってるかわからなかったけどなんとなく察して優月に顔を向ける
私と目が合った優月は私をにらみつけ悔しそうに唇をかみながら
優月
ボソリと私の耳元で呟き歩いていった
めんどくさいけど、逃げるってのは負けみたいでやだ
一応あれ使っておこうかな
それを操作して大人しく優月について行く
そして誰もいない屋上階段のところで立ち止まった
2人だけの空間にへんな空気が漂う
そしてさっきからずっと私を睨み続ける優月をしっかりと見つめ返す
優月
莉子
優月
怒りを隠しきれてない目で私を見てくるけど、真顔で対応している私にさらにイライラしているよう
莉子
莉子
煽るようにフッと笑ってみせる
今までと立場逆転だね?
優月
優月
優月
優月
莉子
莉子
莉子
莉子
優月
優月
優月
莉子
莉子
莉子
ニヤァっと笑って見せる
優月
優月
なんで今までの私はこんな子に怯えてたんだろう
…あ、そうか
私はあの頃とはもう違うんだ
あの頃よりも私が強くなった。 それだけ
人は変わろうと思えばどんなに短い期間でもかわれることが出来るんだね
優月
優月
優月
莉子
莉子
優月
莉子
莉子
優月
莉子
ここまで来ちゃったら3日経たないうちに鳳来は潰れちゃうな
そんななか彼らが助かる方法は私たちを潰すこと
案外目の前まできてたんだ、交戦
……そんなことはおいておいて
莉子
莉子
莉子
優月
優月が爪をたてて私の手を掴む
莉子
さ、刺さってるから…
優月はそんなことは構わず無理して作った余裕な笑みでこちらをみる
優月
莉子
優月
優月
莉子
莉子
手を振り払って階段を降りる
莉子
莉子
優月の言葉に動揺なんてしなかった。 あの頃の私だったらどうだったかなんて分からないけど
それくらい紫蘭のみんなや翔を信用してるんだな、私……
そう思いながらポケットの中にあるそれをとめる
莉子
綾香
莉子
莉子
綾香
綾香
莉子
綾香
莉子
綾香
莉子
莉子
綾香
莉子
莉子
綾香
莉子
綾香
綾香
莉子
綾香
綾香
莉子
綾香
綾香
莉子
莉子
綾香
莉子
まるで交戦なんてないくらい平和
でもこれは交戦前の最後の数少ない平和な日常なんだろうな
今のうちにいっぱい笑って、笑顔で過ごそう
心の中でそう決めて私は今を楽しんだ
コメント
1件
いつも面白いです!