噂に聞いたことがあった。
戦争を元に、まだ、残り続いている館がある、と。
その館には、まだ、その一族達が住んでいるという。
私はそのことを、
「戦族」、と呼んでいる。
チュンチュン(鳥の鳴き声)
時行
「もう、朝がやってきたのか、、、」
私の今の時代では、時のアラームなどという物は存在しない。
朝は毎回、自分自身で起きるのが基本。
だが、私は違う。
亜也子
「おはよう!若様!!」
時行
「おはよう。亜也子」
毎回、一族が起こしに来てくれる。
あ、申し遅れた。
私は、ここ北条家の時期当主を持つ主。
北条時行という
今日も同じ生活を、と思ったのだが、、、
時行
「今日も1日鍛錬に行くのか。」
亜也子
「いえ!若様!」
時行
「ん?、何だ?」
亜也子
「今日は、、」
亜也子
「館外鍛錬をしてもらいます!」
時行
「、、、館外鍛錬?。」
聞いたことのない鍛錬の名だった。
時行
「なるほど、それが館外鍛錬なんだな。」
あれから事情を聞き、鍛錬の仕方を学んでいた。
あれから思うには、館外鍛錬とは、、、
この館を一度離れ、街中を周ること。
雫
「名前通り、館を離れるけど、、、」
雫
「二人じゃ危ないから、一族全員も行くことになります。」
時行
「、、、一族全員と、、、。」
今一、不安しかない。
大体、まともに行動したことはない。
時行
「、、、」
困ったことになりそうだ。
ザワザワ(たくさんの人の声)
トコットコッ
時行
「、、、」
街中を歩くのは平気だ。
だが、、、
いつもより人が多い、だと!?
時行
「前に来たときは、こんなに人は居なかったぞ!?」
不安しかない。
なのに、
亜也子
「まぁ、街中ですしね~。あっ、パン屋!。」
孤次郎
「すごい人ッスね〜」
皆は、どうしてこんなに平然としているんだ!?
雫
「人の渡り道とか、初めて見たかも。」
時行
「あはは、」
亜也子
「確かに!」
トコットコッ
時行
「ん?」
すると、目にしたものがあった。
それは、
亜也子
「あれって?」
雫
「捨て子ね。しかも2人も、、」
時行
「、、、」
2人の子供が捨てられていた。
時行
「、、、」
2人はボロボロで
桜
「、、、」
月希
「、、、」
喋る勇気も無いのか、喋れずにもいた。
孤次郎
「どうするんすか〜、若〜」
時行
「拾っていく。」
雫
「え?」
こんなにボロボロで、誰も拾ってくれないなんて可愛そうだ。
それなら、、、
時行
「私達で育てよう。」






