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『急な別れ宣告。』

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『急な別れ宣告。』

17 - 『急な別れ宣告。』

♥

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2020年05月16日

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ジョングクside

僕はジミニヒョンとテヒョニヒョンが話している事をすべて聞いてしまった

テヒョン

(ほら。僕手足麻痺してきてるじゃん。)

ジミン

(うん。)

テヒョン

(それも死に向けてのサインだってわかったの。)

テヒョン

(もしかしたら明日死ぬかもしれないね。)

ジミン

(え?)

え?明日死ぬかもしれない…?

テヒョン

(だって僕ガンあるとこ心臓だしさ。)

テヒョン

(もう1か月、1週間、1日持つかわからないんだ。)

ジミン

(そんな。)

テヒョン

(僕を担当してる先生もこの外出が最後だって言ってたしさ。)

ジミン

(え?僕やだよ。朝起きたら隣でテヒョナが死んでるとか‼︎)

テヒョニヒョンが死ぬ?…

え?嘘だよね。

僕は未だに現実を受け止め切れてなかった

数時間してテヒョニヒョンたちが寝静まった。

でも僕は寝れなかった。

もしかしたらテヒョニヒョンが本当に死んでしまうんじゃないかと

目を瞑っても

少し時間が開くとテヒョニヒョンが息をしているか確認してしまう…

ジョングク

よかった…ちゃんと息してる…

ジョングク

はぁ…

その時

トントン

誰かが僕の背中を叩いた

ジョングク

ん?

ジン

寝れないのか?

ジョングク

あっすいません。起こしちゃいましたか?。

ジン

なにか温かいの飲むか?

ジョングク

いいですか?

ジン

あぁちょっと待っててな

そう言ってジニヒョンは僕にココアを入れてくれた

ジョングク

ありがとうございます。

ジン

心配になるよね

ジョングク

はい。

ジョングク

僕…テヒョニヒョンとジミニヒョンが話してたの聞いちゃったんですよ

ジョングク

テヒョニヒョンが…明日死ぬかもしれない。って言ってて

ジン

そうだったんだ…

ジョングク

だから不安で寝れなくて…

ジョングク

ほんとにヒョンが死んじゃったらどうしようって

ジョングク

心配と不安で押し潰されそうです。

ジン

だよね。

ジン

俺もわかるよ

ジン

俺は長男って立場だし

ジン

何より弟を守らなかったことが悔しい。

ジン

テヒョナの体調とかの変化に気づかなかったことが凄く後悔している。

ジョングク

ジニヒョン…

ジン

でも、やっぱり受け入れなきゃいけないものってあるでしょ?

ジン

やっぱりいざってなったら僕はテヒョナに最後まで長男らしく居てあげたいから。

ジン

後悔は残る。でも受け入れなきゃ僕達は前に進めないでしょ?テヒョナが居なくなったらそりゃメンバーみんながどん底に行ったみたいになる

ジン

でもそれはテヒョナが望んでいる事なのか?って考えた。

ジン

ジョングガは俺達がどん底に居るみたいに過ごしていくことをテヒョナは望んでいると思うか?

ジョングク

いいえ…

ジン

そしたら、今はテヒョナの横にいてあげないと

ジン

テヒョナが誰よりも信用してるのはジョングガだってみんな気付いてるから

ジョングク

はい

ジン

ほら飲み終わったら横に居てあげな

ジン

この家に居るのも最後だしさ

ジョングク

はい。ありがとうございます。

僕はジニヒョンが入れてくれたココアを飲み干してテヒョニヒョンの横に行った

僕が布団に入ろうとすると

テヒョン

んっ…

テヒョニヒョンが僕の方に体を向けて

テヒョン

ジョン…グガ…

起こしてしまったかとおもったが

ヒョンは寝言で僕の名前を呼んだ。

ジョングク

後何回その声で僕の名前を呼んでくれるんですか?(ボソッ

僕はヒョンの頭を優しく撫でた

そうしてるとヒョンの頭が伸ばしていた僕の腕に乗って

とても可愛いかった

そのまま僕はヒョンを優しく抱きしめて眠りについた

僕は誰かの声で目を覚ました

??

…グガ…ョングガ…

ジョングク

…ん…

テヒョン

ジョングガ‼︎っ

ジョングク

テヒョニヒョン…?

テヒョン

起きて〜

ジョングク

っ‼︎テヒョニヒョンっ

僕はテヒョニヒョンを抱きしめた

テヒョン

うぁっどうしたの⁉︎

ジョングク

よかった…

テヒョン

??よくわかんないけど

テヒョン

日の出‼︎早くしないと見れないからさ!起きて‼︎

ジョングク

わかりましたよ笑

テヒョン

あっそうそうジョングガ

ジョングク

なんですか?

テヒョン

ちょっと麻痺が酷くなってきてるから、おんぶして。

ジョングク

わかりました

ジョングク

よいしょっと

まだ外が暗い中テヒョニヒョンをおんぶして部屋に行った

テヒョン

はぁ

ジョングク

どうしたんですか?ため息なんて

ジョングク

珍しい…

テヒョン

あえ?僕ため息なんてしてた?

ジョングク

無意識でやってたんですか?笑

テヒョン

そうかも笑

ジョングク

ヒョン

テヒョン

ん?

ジョングク

ギューしたいです。

テヒョン

いいよ笑

ヒョンがそう言ってから僕はクッションに腰をかけてテヒョニヒョンを抱きしめた

ジョングク

ずっとこうしてたかった

テヒョン

ジョングガはデビューした後でもする前でも僕はギューしてたじゃん笑

ジョングク

でも…あの日からできなかったじゃないですか。

僕達は事務所から言われていたんだ。

テヒョナとくっつくなと

ジミンだったらいいと。

ジョングク

事務所からあんなこと言われるとは思わなかった。悲しかった。

テヒョン

俺もだよ

ジョングク

ジミニヒョンよりテヒョニヒョンの方が居て楽しかった。

テヒョン

ありがと笑

ジョングク

ヒョンは僕に色んなものをくれましたよ

テヒョン

そうなの?

ジョングク

ヒョンがいたから僕は変われたんです

ジョングク

本当にありがとうございます。

テヒョン

いいよ笑

日の出を見て

みんなを起こして

朝ご飯を食べて

楽しい時間を過ごして

ヒョンは病院にもどった

誰もが予想してない日に

テヒョニヒョンは…

『急な別れ宣告。』

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コメント

3

ユーザー

早く続きが見たいです!!!!!!!!

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