琉惺
黎音
夕食の後、部屋に入った俺と黎音は驚きのあまりにフリーズしてしまった
大雅が泣いていたからだ
琉惺
大雅
黎音
大雅
琉惺
大雅
琉惺
う…そ…
もしかして梨央くんの好きな人って……
深月……?
いやだ……
いやだ、いやだ
深月まで……取らないで……
いやだ……
琉惺
黎音
大雅
琉惺
琉惺
大雅
今頃告白されてるところかな
付き合ったのかな
梨央くん…素直で可愛いしなぁ……
深月も梨央くんに惚れてただろうなぁ…
琉惺
俺はいつも自分自身の気持ちに気付くのが遅い
気付いたとしても行動にしようと思ったら手遅れ
こんな後悔するくらいなら深月のことなんて好きにならなければよかった、、
なんて…思いたくなくても思ってしまう
俺の恋愛は後悔でしかないから
俺は溢れ出てくる涙を堪えようと夜空を見上げた
夜空は大きいものから小さいものまでの星で輝いていた
琉惺
俺の気持ちなどお構い無しに広がる夜空は文句なしに綺麗で魅力的だった
琉惺
そんな輝く夜空を見上げながら目を瞑り、、今日までの出来事を振り返った
大雅と喧嘩したことがあったな
あまり覚えていないけど……幼い頃、俺に『大人になったら結婚しよう。迎えに行くから』と別れ際に言う男の子がいた
その子が深月だったらな、なんて思ってしまう俺はまた、胸をチクリと痛める
琉惺
楽になれるのであれば、一刻も早くこの感情をなくしたい
深月のことを諦めたい
これ以上後悔をして泣きたくない
俺が少しでも梨央くんみたいに、素直で甘え上手で可愛かったら深月も好きになってくれてたのかな………
そんな叶いもしないことを考えているうちに俺は泣き疲れたのか…そのまま深い…深い…
眠りについた__
コメント
11件
梨央君、、、嫌い、、、(ごめん) 琉惺君を泣かせたいのかな?? 琉惺君、起きてーーーーお願いー
ちょ、おま、ちょ、梨央!主人公の幸せ横取りすんなよ!私と付き合s((((((じゃなくて、梨央は私のだs((((((これも違くて←ばかなのかな??