今、自分の前に座っている女性を
真紀子(まきこ)はよく知っていた。
夫の藤井達之(ふじい たつゆき)がやっている
弁護士事務所で働いている若手の弁護士だ。
夫に憧れて弁護士になったと言い、
夫はいたく彼女を気に入っている様子だった。
藤井 真紀子
夫はいないと告げたのだが、
”奥様に用事があって”
と言われて嫌な予感はしていた。
河村 麗子
”ああ、やっぱり”
言いかけた言葉を真紀子は飲み込む。
藤井 真紀子
河村 麗子
河村 麗子
河村 麗子
河村 麗子
目の前の女性は
愛おしそうに
己の腹を撫でて見せた。
藤井 真紀子
河村 麗子
河村 麗子
河村 麗子
藤井 真紀子
河村 麗子
河村 麗子
河村 麗子
河村 麗子
藤井 真紀子
藤井 真紀子
河村 麗子
藤井 真紀子
河村 麗子
河村 麗子
女性が鞄の中から取り出した写真には、
真紀子が若い男と腕を組んで歩く姿だった。
藤井 真紀子
河村 麗子
河村 麗子
河村 麗子
河村 麗子
女性は勝ち誇ったように言い放った。
藤井 真紀子
河村 麗子
河村 麗子
河村 麗子
藤井 真紀子
河村 麗子
河村 麗子
藤井 真紀子
河村 麗子
河村 麗子
藤井 真紀子
河村 麗子
河村 麗子
藤井 真紀子
河村 麗子
河村 麗子
河村 麗子
藤井 真紀子
河村 麗子
河村 麗子
藤井 真紀子
河村 麗子
河村 麗子
河村 麗子
藤井 真紀子
藤井 真紀子
藤井 真紀子
藤井 真紀子
藤井 真紀子
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『何でも相談所』
20210718030408
投稿者:名無しさん
藤井達之(ふじい たつゆき) 藤井・〇田法律事務所
1963/03/20
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藤井 達之
藤井は顔を上げ、
ゆっくりと尋ねた。
藤井 達之
藤井 達之
藤井 達之
腹部に包丁を突き刺すと、
藤井は少しだけ眉間に皺を寄せた。
藤井 達之
───ざりっ
───ざりっ
藤井 達之
藤井 達之
藤井 達之
藤井 達之
藤井 達之
藤井 達之
藤井 達之
藤井 達之
藤井 達之
藤井 達之
青年は無感情に答える。
藤井 達之
藤井 達之
藤井 達之
───ざりっ
藤井 達之
削ぎ落された鼻が
床に落ちる。
藤井 達之
藤井 達之
藤井 達之
藤井 達之
青年は微笑んで、
ナイフを振り下ろすと
肩に深々と突き刺さった。
藤井 達之
藤井 達之
藤井 達之
藤井 達之
藤井 達之
藤井 達之
藤井 達之
藤井 達之
藤井 達之
藤井が喋っている途中なのだが
青年は涼しい顔で
右目にナイフを突き刺した。
藤井 達之
青年は至極嬉しそうに言う。
嬉しそうに言うが、
その真っ黒な瞳に渦巻くのは
狂気だった。
そして、
刺したままナイフを
捻る。
藤井 達之
藤井 達之
藤井 達之
藤井 達之
藤井 達之
ずぷっ
とナイフを抜き取り、
間髪入れず
左目に突き立てた。
藤井 達之
藤井 達之
青年はゆっくりと
突き刺しているナイフに
力を込めていく。
藤井 達之
藤井 達之
藤井 達之
青年はにこやかに言って、
思い切りナイフを押し込んだ。
藤井 達之
ナイフの刃が根本まで刺さり、
眼窩を突き抜け
脳味噌にまで達すると
藤井は大きく二回痙攣を起こして、
事切れた。
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藤井 真紀子
真紀子が夫の法律事務所に訪れ、
所員たちの前に立って、
話し出す。
藤井 真紀子
藤井 真紀子
藤井 真紀子
藤井 真紀子
河村 麗子
河村 麗子
藤井 真紀子
藤井 真紀子
河村 麗子
河村 麗子
藤井 真紀子
藤井 真紀子
河村 麗子
藤井 真紀子
河村 麗子
藤井 真紀子
藤井 真紀子
藤井 真紀子
藤井 真紀子
河村 麗子
藤井 真紀子
藤井 真紀子
藤井 真紀子
そう言って深々と頭を下げた真紀子が
満面の笑みを浮かべていることを
知るよしもない───。
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