【ACT.2】 二度目のおはよう
―― ―――― ――――……
羽衣
ん……
空良
起きたか?
羽衣《うい》
羽衣《うい》
羽衣
うん。
おはよう、
空良《そら》くん
おはよう、
空良《そら》くん
空良
ああ、おはよう
空良
― 空良《そら》 ―
朔良
おはよう、羽衣
朔良
昨日の羽衣も、
可愛かった……
可愛かった……
朔良
― 朔良《さくら》 ―
羽衣
朔良《さくら》
くん、おはよう
くん、おはよう
羽衣
あ、あれ……。
昨日、わたし……
昨日、わたし……
昨夜、二人に愛されたのは 覚えている。 ――それも、さんざんに……
だけど、おやすみを言った 記憶がないのだ。
朔良
ああ、やっぱり
覚えてないんだね
覚えてないんだね
朔良
普段のキミからは
想像もつかない
くらい乱れて……
想像もつかない
くらい乱れて……
朔良
本当に、気持ち
よさそうだった
よさそうだった
羽衣
……!!
空良
ああ。
自分から俺たちを
求めてきて……
自分から俺たちを
求めてきて……
空良
だから、お前が
泣き出すまで
可愛がってやった
泣き出すまで
可愛がってやった
朔良
ごめんね。
ちょっとやりすぎ
ちゃった……かな
ちょっとやりすぎ
ちゃった……かな
朔良
キミがすごく
えっちで……
えっちで……
朔良
僕たちも我慢でき
なかったんだ
なかったんだ
羽衣
わ、わたし……
空良
いいじゃねーか、
それで
それで
空良
俺たちに本心を、
本当のお前を曝して
くれたんだよな
本当のお前を曝して
くれたんだよな
空良
お前は俺たちの
ことが大好きで……
ことが大好きで……
空良
俺たちに心も体も、
深いところまで
可愛がってもらい
たい……
深いところまで
可愛がってもらい
たい……
空良
それがお前
なんだろ?
なんだろ?
空良
羽衣
羽衣
わたし……
朔良
いいんだよ、羽衣。
僕たちの前では
正直になって
僕たちの前では
正直になって
朔良
僕たちふたりの
ことが大好きで……
ことが大好きで……
朔良
ひとりなんて
選べなくて
選べなくて
朔良
三人でするのが
好き……
好き……
朔良
それが羽衣、
キミでしょ?
キミでしょ?
羽衣
……っ
羽衣
わ、わたし……
昨夜のことは 途中までしか覚えて ないけど……
二人に抱かれて、 あまりに気持ちよくて 乱れてしまったことは わかるのだ
わたしは、本当に――
羽衣
す、好き……だよ
朔良
何が好きなの?
羽衣
羽衣
羽衣
二人のことが、
大好き……
大好き……
羽衣
二人と――
空良
ああ
わたしは、本当に
羽衣
二人と……
え、えっちするの、
え、えっちするの、
羽衣
好き……
朔良
よく言えたね、
羽衣
羽衣
朔良
素直でいい子だね
空良
俺たちも、
そんなお前のことが
大好きなんだ
そんなお前のことが
大好きなんだ
空良
愛しくて
愛しくて……
愛しくて……
空良
一分一秒でも、
長く抱いてたい、
愛してやりたい……
長く抱いてたい、
愛してやりたい……
羽衣
……うん
羽衣
わたしも……
空良
だったら羽衣
空良
前から、俺たち
二人で相談してた
ことがあるん
だが……
二人で相談してた
ことがあるん
だが……
羽衣
なに?
朔良
僕たちの家に、
引っ越して来ない?
引っ越して来ない?
羽衣
……!!
朔良
一緒に住めば、
朝も夜もずっと
三人でいられるし……
朝も夜もずっと
三人でいられるし……
朔良
毎晩、羽衣を抱いて
あげられるよ
あげられるよ
羽衣
……!
羽衣
朔良くん、
空良くん……
空良くん……
空良
どうだ? 羽衣
朔良
羽衣はどうしたいかな?
一緒に住んだら……
一緒に住んだら……
空良
次の日のことなんか
考えずに、お前が
ぐずぐずになるまで
抱いてやる……
考えずに、お前が
ぐずぐずになるまで
抱いてやる……
朔良
キミの中も……
空良
お前の外も……
朔良
僕たちで一杯に
満たして……
包んで……
満たして……
包んで……
空良
俺たちのことしか……
抱かれることしか
考えられない……
抱かれることしか
考えられない……
空良
そんなお前に
羽衣
――
朔良
ねぇ、そうなりたい
でしょ?
羽衣
でしょ?
羽衣
空良
俺たちにどろどろに
可愛がられたい……
そうだよな?
可愛がられたい……
そうだよな?
空良
羽衣……
羽衣
わ、わたし
羽衣
は……
朔良
うん
羽衣
わたし、二人と
羽衣
二人と一緒に
住みたいよ……!
住みたいよ……!
朔良
……うん
朔良
ありがとう、羽衣
空良
羽衣……、
ありがとうな
ありがとうな
羽衣
ううん……
こちらこそ、
ありがとう
こちらこそ、
ありがとう
羽衣
そして
羽衣
これからも
よろしく……
二人とも
よろしく……
二人とも
ACT.3につづく……➡️