エミリアになって1ヶ月
私はこの世界について段々と分かってきた
エミリア
エミリア
私がなぜエミリアになったのか考えていたとき
エミリア
全く別の誰かになって人生をやり直したい
エミリア
エミリア
エミリア
不思議なことに赤ちゃんの姿で在りながらもっと先の死ぬまでの記憶もあるのだ。
エミリア
エミリアの最後の願いが反映された
エミリア
エミリア
過去に戻るなら人生をやり直したい
エミリア
エミリア
別の誰かになって過去から人生をやり直す
エミリア
エミリア
それともう一つ
エミリア
皇族は転生できないんだった
エミリア
エミリア
もう一度エミリアの記憶を見た
エミリアにとって当たり前すぎて記憶というより大前提の常識として残っていた
だから今まで見逃してきたのかも
それで知った驚愕の事実がこれだ
ここは死後の世界
ということ
死後の世界といっても、国民がみんな死んでいるわけじゃ無い
私たち(佐藤芽衣の世界の人間)が死んだ後、死後の世界まで案内してくれる死神たちの国だ
死神とはなんなのか
死神は種族というより
職業だ
ある一家の話
兄は実家のパン屋を継ぎ 弟は死神になり 妹は結婚して家庭を持った
このように、死神といってもそれは 職業で死神にしかなれない訳じゃ無い
私が導き出した死神の真実は
公務員
私たちが人間として生きているように 死神も死神として生きているのだ
だから国がある
私が日本で暮らしてたのとほぼ変化はないわね、日本にも皇族はいたし
私はその国の皇女として転生した
1番の謎である皇族は
半神半人(ワルキューレ)
という存在
人間が天使によって土から作られたなら皇族(半神半人)は神が直接自身の神力を混ぜて作った
人間がただの紙なら皇族は高級和紙ね
皇族は四つの帝国にいる
北の帝国 南の帝国 東の帝国 そして私が転生した 西の帝国
帝国神話では神が4人のワルキューレを作り、それらが北・南・西・東にそれぞれ分かれ国を作ったとされている
現時点で帝国を名乗れるのは半神半人の皇族がいる国だけ
国は他にもあるが、四大帝国以外の王族は半神半人ではない
皇族の特徴
半神半人は転生できない
人間は普通、何度も死と転生を繰り返し生きるが(人生何周目だよって言葉があるくらい)
皇族は一度だけ生まれる
そしてもう一つ
皇族には寿命がないこと
転生できない代わりに、寿命がこない
一定の年齢まで達すれば若いままでいられる
といっても死なないわけじゃない
あくまで寿命がないだけ
人間にはどんなに健康的で大きな事故を起こしたことがなくても
必ず、老衰という死がくる
だけど皇族には寿命がない
健康的に事故もなく生きさえすれば死ぬことがない
もちろん普通に心臓を刺されれば死ぬしエミリアも皇族だが死んだ
一つの魂で何回も生きる人間と一つの魂で一度きりの人生の皇族
皇族以外の貴族たちは寿命があるが長生きできる
皇族の血が入っている公爵家は長生きできる
公爵➖長生き 侯爵➖ ↓ 伯爵➖ ↓ 子爵➖ ↓ 男爵➖ ↓ 平民➖寿命短
(といっても普通くらいの寿命)
皇族に近ければ近いほど長生きだし若くいられるのね
みんなはどっちがいいかしら
人間か半神半人か
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