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ー流星sideー

消えたい、消えたい、消えたい。

その一心で、地獄のような家も、学校も抜け出して、 遠くへと逃げてきた。

あと少しで苦しみから解放される。やっと楽になれるんやって 考えたら、自然と足が動いていた。

どんなに体を怪我してても、痛めてても、傷ついてても、 見た目は綺麗にしたかった。だから、服は外見は至って 普通の青年だった。

でもこれで全部終わり。今日で終わり。死んで全部終わらせる。 僕が居なくなったところで、泣く人は愚か、 喜ぶ人のがずっと多い。

あと少しで自殺スポットに着く。誰にも気付かれずに、 静かに死ねる場所。

そこを目指して歩いてると、後ろから誰かに口を押えられて、 車の中に連れ込まれた。

流星

うっ!うぅ!

何!?誰?! あと少しやったのに!なんてことしてくれるんや!

大吾

黙れ

流星

うぅっ!?うぅ!

ナイフ!?

大吾

ちっ、車は
汚したくないねんけど

そう言って、その人はナイフで腹部を刺そうとしてきた。 でも、ナイフを振りかざされた時、思ったんや。 これで死ねるやんって。どうせ死ぬんやったら、死に方なんて どうでもよかった。この人も俺を殺せば心がスッキリ、 俺も自分で死ぬより早く死ねてラッキー。 なんだ、お互い最高やん。 そう思って、刺されるのを待っていた。

流星

っ?(よろ、こんでる?)

...?あれ?刺されない...... その人は、ナイフを思い切り上から振り上げてたくせに、 直前で止まっていた。

流星

なんで?

殺されたかったのに、なんで?

流星

早く殺してや

大吾

(こいつ何言って)

流星

楽に、させてよ

そう懇願すると、上に跨っていた男の人は、 しばらく固まったあと、運転席へと移動した。

この人どういうつもりや。やっぱり車が汚れるのは嫌やったのか? まぁ、確かに車が血だらけなのも嫌かって、納得した。

それにしても、この人はホンマに何がしたいん? 誘拐したいん?狙いは何?

流星

あの

そう話しかけても、その人は無視を貫いていた。

顔、フードでよく見えへんかったけど、 声はすごく優しそうな声やった...

死にたがりの僕と、サイコパスな誘拐犯

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