阿部
…佐久間
疑問を今ぶつけなくてはと思い声をかける。
阿部
…気づいてたの?
佐久間
阿部ちゃんがしょーたの足踏んで転けてた時点で気づいてたよ
阿部
そーなんだ…。
佐久間は、深澤と変わりアンカーテープを巻き終えると立ち上がり阿部に手を差し伸べた。
佐久間
こっちの、椅子の方が座りやすいと思うからこっちに座ろうか
佐久間
立てる?
阿部は佐久間の手を借りて立ち上がった。左足にだけ体重をかけて、右足を庇う。しかし少し動くだけで響く。阿部は顔を顰める。
佐久間
大丈夫?
阿部
…大丈夫
何だか、いつもと違う佐久間に戸惑う阿部。今の佐久間は何だか落ち着いていてやっぱり先輩何だなって思った。それでもこんなにテキパキと対応出来るのには感心してしまった。
佐久間
取り敢えずアイシング20分でいっか
阿部
…佐久間
佐久間
ん〜?
阿部
…その…、ご迷惑をお掛けして…すみません
佐久間
だから、謝んなって!俺は阿部ちゃんが居ないと駄目なんだよ!
阿部はきょとんとして佐久間を見た。阿部ちゃんが居ないと駄目?どういうことだろう、何時もならすぐに切り返せそうな言葉なのに、阿部の思考がぐるぐるとなる。目があって少しして佐久間は抜が悪そうに目を逸らした。
佐久間
…あー、えーっと…たぶん…、阿部ちゃんが居ないと嫌だってこと!
ガチャ
宮舘
病院の予約取れたから、今から来て欲しいって
佐久間
あ、分かった〜
阿部
あ、うん。
二人の近くにいた深澤が口を開く。
深澤
珍しいね、阿部ちゃんが佐久間に切り返せないなんて
深澤
言っておくけど、俺達がテキパキ行動出来たのも全部佐久間のおかげ。
佐久間の指示?俺のために?阿部の頭が更に混乱する。
阿部
「…転けた時に捻挫の事気づいたとか、佐久間が俺の事を良く見てる…?」
深澤
笑
深澤
そんだけ阿部ちゃんは"愛されてる゛ってことだね
何故か阿部の顔は真っ赤だ。自分でも何故こんな感情になっているか分からない。
思考に浸っていると、宮舘が近づいてきた。
宮舘
大丈夫?
阿部
うん、なんとか。見た目よりそんな痛くないし
あれから、病院に行き診察を受け全治1週間の捻挫立った。
腫れの割には、骨折とかしてなくて良かった。
病院では、痛め止めと腫れ止めの点滴をうち今日は帰ることになった。
ところで、1週間後のライブはと言うと
阿部は、アクロバットに参加はできなかったものの皆と踊ることができたとさ
もんちっち
はい!最後まで見てくれてありがとう😭
もんちっち
休んでいた時の、リクエストのやつまだやってないものもあるので頑張っておわします!
もんちっち
さっきまで、特捜9見てたんだけど最高だった!